清々しいまでの娯楽チャンバラに抜群のテンポ感。観客のニーズを理解している東映のあり方こそ正義のような気がしてきた今日この頃。そりゃ監督や役者の主義主張を貫く映画を製作したくなるのは当然ですが、まずは…
>>続きを読む東映製ジェネリック座頭市で間違いないと思うんだけど、
・警察署で柔道大会は姿三四郎のあれ。
・ライバルは自ら「死神」と名乗る劇画の世界。
・弱いのか強いのかわからん盲目の主人公。
・執拗に目を狙う主…
1964年。救いがなァい!! 盲目ながら剣豪のヤクザ坊主、彼を慕う娘、娘に執着する気持ち悪いスーツの人、大阪ー九州に跨がる欲と恋情の因果因縁、地獄巡りのニューシネマ時代劇。
主人公は近衛十四郎と…
今朝、週刊文春で「意外性に満ちた一本」と紹介。めくらの坊主が悪人を斬りまくる作品。
主演の近衛十四郎は戦前から戦後にかけて活躍した「日本映画史上最も殺陣の上手い役者」と評された。息子は松方弘樹。
…
なんなんだこの作品は。製作当時大ヒットしていた『座頭市』からパクった亜流娯楽作品のはずなのに、物語や役者の演技、演出などすべてのテンションが狂いすぎているため映画全体のバランスが崩壊し確かに構成は原…
>>続きを読む 近衛十四郎が途中から妙にメソメソしはじめて、それだけでもわりとうんざり。キャラもブレまくる。勝新ならこんなこともなかっただろうに。
一方無駄にキャラが立っている東千代之介は無駄な回想シーンとヒロ…
大西秀明が前年に千代之介主演で撮った『めくら狼』は座頭市もどきでしか無かったし、これも前半はそんな感じだった。
後半から変なギアが入る。
明らかにテンションの匙加減を間違えた近衛十四郎が、血だらけ…