ちょっとしたことで人生の階段を踏み外した女性が次から次へと不幸に見舞われとことん落ちるまでを綴ったおかしさに彩られた哀しみのバラードです。
中島哲也監督の厳しい演出に堪えられず中谷美紀は途中で撮影…
病弱の妹ばかり心配するお父さん…。
自分はお父さんに可愛がられていないと思い込んで育った松子。
「お父さんに自分の方を向いて欲しい!」
「認められたい!」
とあれこれ親の顔色を伺いながら頑張り、…
最近の日本映画で女優をメインにした映画の中で、白眉な作品。日本の女優が主役だとどうしても演技不足で裸でお茶濁して逃げると言った作品が目立つ。この作品は、裸にならず悲惨な話を中谷美紀の過剰な演技と怒涛…
>>続きを読む『嫌われ松子』という表題の文字を見た時、どんな悪女の話なんだろうと思い鑑賞。
世渡りすることが不器用で、
本音と建前を分けたり、上手く八方美人に立ち回ったり、といった要領の良さを持ち合わせていない…
愛されたい、幸せになりたい、ともがき苦しみ生きていく、松子の姿を描いた映画です。
人それぞれ幸せの捕らえ方は違うし、人それぞれに人生の意味ってあるものだし、それは決して他人に計れるものではないんで…
最初から最後まで寂しかった。
軽い鬱状態がぬるく続いてどこにも逃げられない感じ。松子には歌しかなかったんだなって。
だれと一緒にいても孤独は埋められない。二人は二人のまま。だから最後の男性は竜くんだ…
(c)2006「嫌われ松子の一生」製作委員会