遠野物語の作品情報・感想・評価

「遠野物語」に投稿された感想・評価

チャラい柳田國男「この話は、ぜんぶ、岩手の佐々木から聞いたんだけどな、佐々木がめっちゃ夜に訪ねてきたから、おれクッソ書き取ったんだわ。佐々木はあんま話すのはうまくねぇんだけど、クソ良いやつ。多分やけど、岩手にはこういう話がまだめっちゃあると思うんだわ。おれ、もっとこういう話が聞きてえ。なんなら、こういう話をめっちゃ広めて、都会のやつらをクソびびらせてぇわ。」

柳田國男「此話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり。昨、明治四十二年の二月頃より始めて夜分折々訪ね来り此話をせられしを筆記せしなり。鏡石君は話上手には非ざれども誠実なる人なり。思うに遠野郷にはこの類の物語なお数百件あるならん。我々はより多くを聞かんことを切望す。願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。」
Jimmy09

Jimmy09の感想・評価

2.5
1982年キネマ旬報ベストテン入りした村野鐵太郎監督作品。
学生時代に見逃したシリーズ?の一環で鑑賞(^^)
しかし、残念ながら、訳判らない映画だった(^_^;

明治参拾七年の岩手県遠野が舞台。戦争中であり、「家」の格式が重んじられた時代。
良家の娘(原陽子)が16歳になる儀式あり、かつて許婚だった男(隆大介)の家は没落して、娘とは身分不相応。

巫女(江波杏子)が怪しい雰囲気出しながら、琵琶法師(仲代達矢)なども出てくる。

出演メンバーは豪華だが、物語が良くわからない(^_^;
昔の風習や地方慣習などに興味がある人向け、という気がした。
オシラサマの由来に感化された少女(原陽子)が、古式の風習に疑念を抱いている元許嫁(隆大介)と再会する。柳田國男と阿伊染徳美の著書を題材に取っている、ヒューマン・ドラマ。

赤紙が飛び交う日露戦争の時代を背景にして、遠野の群像劇をトラディショナルに描いている作品。人間の娘と愛馬が夫婦関係になって云々という、「まんが日本昔ばなし」のトラウマ回としても有名な伝承を下敷きにしている。

巫女(江波杏子)と琵琶法師(仲代達矢)が、外野から人生訓を投じる立ち位置になっており、鑑賞者に対して「幸福論」を提起してくる。旧態依然とした生活環境に不審感を抱いている若者を通して、人生観と価値観の多様性を説いていく。

「ホラーとコメディの表裏性」が発動するため、多分に笑いを誘われてしまうが、それもまた一興。ちなみに現在流通しているDVDは「画面トリミング&低画質」の映像ソースを使用しているため、フォトジェニックな映像美を十分に堪能することはできない。
kawaebi99

kawaebi99の感想・評価

2.5
ゴールデンウィークに東北をぐるーっとドライブ(ミステリースポットツアー)する予定なのでその予習に観たくて各社のオンデマンドサービスや近所のTSUTAYAで検索しても該当なし><
ネット検索でゲオの宅配レンタルなら借りられることがわかり、このためだけに加入して鑑賞。
今でこそ超豪華な俳優陣が惜しげも無く出てきてビックリ。北林谷栄さんも1シーンだけ登場。遠野地方にまつわる不思議な話を下敷きに奇妙で静粛なゆっくりとした時間の流れを感じた。そして途中2回睡魔に襲われ「座敷わらし!」というセリフで目が覚めた^^;
エンディングで流れてきた曲が大好きなNSPというところに自らの運命を感じた。
原陽子主演。

岩手放送開局30周年記念作品。

岩手県の遠野で、村の庄屋の佐々木家に「小夜」と言う娘が。
小夜が17歳になり、街から縁談の話が持ち上がる。その頃、元々は豪農だったが落ちぶれてる菊池家の「武夫」が3年の兵役を終えて帰ってくる。

小夜と武夫は、元々約束されていた仲だったが、今は、武夫は佐々木家の馬の世話係に。

小夜と武夫の恋の行方は・・。

有名な「遠野物語」を下敷きに製作された物語で、日本の農村の風景を幻想的に映してます。

仲代達矢が出演していて、その関係で「無名塾」の俳優が沢山出ていて、主役の原陽子もその一人。
相手役の隆大介、小夜の兄役に役所広司も。
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
柳田國男の説話集「遠野物語」を参考にしている同名の映画。舞台は日露戦争期の岩手県遠野地方。当地のオシラサマ伝承を下地とした純愛物語が中心となっている。その他にも神隠し、座敷童子、鬼火など説話集中のエピソードが使われていた。デビュー間もない役所広司も出演しているが、やはりまだ近年の迫力/魅力は無かった。
くぅー

くぅーの感想・評価

4.0
ご当地作品ゆえに地元映画祭で久しぶりにスクリーンで見れたが、昔話より一歩突っ込んだ民俗学や土着信仰に興味が無い方にはオススメできないかなぁ…早池峰等の地名や方言が随所に出て来るので、本作はまず原作を読まれたし。
丁寧に幻想的な奇譚として作ってある印象で、黒澤作品にも通じる様な光と影が印象的で、白い馬や祈祷師らのキャラが味わいを深め、何と座敷わらしまで登場させるサービスもあり、正に神隠しにあった様な2時間。
駆け出しの頃の役所広司にニヤリ。
【もりおか映画祭鑑賞】