最もフリージャズに近い映画を一つ挙げよといわれたら私は本作を挙げるだろう(そんな問いはないだろうが)。話す言葉が違う人たちでも一度セッションをしてみれば異様なエネルギーを生み出すことができる。それを…
>>続きを読む映画の自由、自由な映画。なんてことを考えたとき、まず浮かぶのがこの映画。成り行きまかせの道中記、お話の骨格も揺れ動き、ただただ呆れて見ているうちに、かじかんだ心が緩んでくる。とりわけ凄いのがラストの…
>>続きを読む所有DVDBOX再鑑賞。
偶然という名の必然、はたまたその逆か。非日常が日常に限りなく近づく幾つもの瞬間を刻印しながら映画そのものが痛快に破綻していく。
フレキシブルに出入りする演者によって形成され…
「メーヌ・オセアン」
冒頭、とある週末、とある小さな島。女弁護士、フランス国鉄の検札係、ブラジル人ダンサー、漁師。軽快な音楽、大空と海原。今、大西洋の島で繰り広げられる海とロードムービー、そして週…
人の関係性も場所も主軸がどこにもなく、ふわふわふわーっと広がっていく。
『オルエットの方へ』の彼が舟から舟を乗り継ぐ、その揺らぎの不安。砂浜をひた走るロングショットの、これ辿り着くのか?という不安。…
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