落ち着き払って不良に対処する警部が、いいともで舞台に上がってきた不審者を冷静に受け流すタモさんにしか見えなくて笑ったのは置いといて...
暗室に切り取られた横顔が一本の電話から解き放たれていく、こ…
雑感で。
脚本も間も構図も完璧すぎて、ちょっと引く。視覚的には光と風がクソ気持ちよかったー。まじ気持ちいい。
一つのなんでもないイタズラから始まって、最後まで全て繋がってる。脚本の構成がパーペキ…
規則的に並ぶビルの窓からの方眼用紙、電球が赤く灯される部屋での複数の写真からの赤みがかった洗面所のタイルなど、シーンごとに直接的な関係はないものの、グラデーションのように映像が移りゆく。
屈伸運動…
風はこんなようにカーテンを揺らすことができて了う
風に翻る写真、不在
窓から伸びる拳銃を持つ手
手から離れて動かなくなる拳銃
フィルムの内に淡淡と収められていく寂しさ
そうして全てを喪った男はその…
20240830
鋭いショットの連続。尖り切っている。街の冷たさ、諦観。デカいガスタンク。写真や小説といったフィクションに囚われていく様を枠というモチーフで喩え通している、穏やかでない一作。周辺を…