性賊 セックス・ジャック いろはにほてとに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『性賊 セックス・ジャック いろはにほてと』に投稿された感想・評価

 同一空間の切り返しの中で彼の空間には雨が降っている、という演出に痺れた。発明的な演出であり、観念的な孤独が雨という形で主人公に降り注ぐ秀逸なショットだと思う。
 ただ、余りにも秀逸過ぎて足立正生は…

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たつ
4.4

めちゃくちゃ面白い。学生運動・プロレタリアを掲げながら労働もしないで、酒呑んでセックスしかしない、革命だとか勝つとか言いながら集まって行動もせず、セクトのテロニュースを聞いているだけ。
その中で秋山…

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秋山道男が出るとやっぱり画面が映える気がする。
若松映画にしばしば見られる、ラストでの大爆発。解放されるフラストレーションはエネルギッシュで生々しく泥にまみれながらもスッキリとした後味。
ラストで明…

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4.4
撮影の粗さが非常に目立つが、それを補ってあまりある秋山道男の面構えが素晴らしい。学生闘争の外にいる人間が本当にテロリストになれる。
2022-246
鈴木の演技が素晴らしい。
瞳の奥に秘めた狂気がギラギラと伝わる。
最後のピストルの撃ち合いが最高すぎる。
最高すぎる

この若者たちの情熱も堕落も全て含めて
物凄く憧れた
僕の思い描いた青春像がそこにあった

秋山道夫になりたい
4.8
主人公の童貞少年役、秋山未知汚が最高。「他人に裏切られるよりも早いスピードで自分を裏切らなければ、人殺しひとつ、犯罪ひとつできやしない」。ラストに於ける「地区反戦」グループとの銃撃戦場面は絶品。
連帯もへったくれもない 
天誅 他人を裏切るよりも早いスピードで自分を裏切らなければ 真っ赤なブルゾン
秋山道男
ECDのエッセイが素敵 笑うとこと笑えないとこ
【詳述は、『狂走情死考』欄で】20世紀の内には随分不完全形で見せられたものだが、その時点から、虚仮威しのない本作が、この作家の最高作、映画史の頂点作の一つ、と感じてた。

世界革命戦争とセックスを畳の上に並べる居心地の悪さ。数こそが力と思っていたかは定かでないが、連帯などと称した学生運動の生温さは、人は個であることを露呈しているようで物哀しい。その横で「天誅って知って…

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