昭和30年代の高知県中村市。この町に暮らす青年・楯男(江藤潤)は映画が好きでシナリオライターになることを夢見ている。だが、父親は愛人を作り別居しており、母親は一人息子である彼に過剰な愛情をかけている…
>>続きを読む再見して思うのは、協力した中村市は、本作を観てどう思っただろうか。内容は、生まれ故郷から出て行くまでの話でその故郷は、複雑な愛欲と愛憎関係そして貧しさが原因だ。協力した中村市は、多分怒っている。浜村…
>>続きを読む周りが濃い。濃ゆすぎる。いい歳した大人が髪掴み合っての大喧嘩。痴話喧嘩、色狂い。
主人公が超常識人に見える。
母親の主人公に対する執着が怖いけど悲しい。田舎に暮らすものならあの閉塞感がわかるのでは。…
この時代の人たちが前提にする世界観と、現代の若者のそれとの、違いを噛み締めながら観た。テンプレ的な現代人のコミュニケーションとは違う、生々しいぶつかり合いを観た。距離感の近さゆえ、息苦しさもあるのだ…
>>続きを読む色狂の村、家族、血筋の雁字搦め。砂浜を爆走する姿、巣立ちなどではなく鳥籠からの逃避だった。気持ち悪いから面白い、祭りへ向かう楯男を出征するかのように送り出すトシちゃんはハイライト。力無く靡くオンボロ…
>>続きを読む来年度、『中央図書館』と共に広島駅前の商業施設に移転する『広島市映像文化ライブラリー』での鑑賞。
昔々鑑賞した本作は、興味あって調べてみると78年1月に広島東宝で栗原小巻主演の『白夜の調べ』という作…
そこのみすら光輝かない。地縁血縁が濃すぎて村人全員かるく池沼な昭和30年代初頭の高知県某所。そんな環境で信用金庫に勤めながらシナリオ作家を夢見る男の~オラ東京さ行くだ。
むかし竹下景子が「お嫁さん…