帰らざる日々の作品情報・感想・評価

「帰らざる日々」に投稿された感想・評価

てつじ

てつじの感想・評価

4.2
中岡京平の傑作脚本『夏の栄光』を原作とした、一級品の青春映画でした。当時メキメキと頭角を現してきた江藤潤と永島敏行、そして竹田かほり!若手俳優たちの伸びしろの大きさに、同世代だった自分たちの青春とを重ねながら共鳴した青春映画の傑作でした。

このレビューはネタバレを含みます

青春memory、1978 年東京に出てきて6年、しがないキャバレーボーイの永島敏行が父の葬儀で長野飯田に里帰りする中央線車中で1972 年の高校3年当時の熱い夏を回想する。父は女を作って家を出てスナック経営する母との2人暮らし、何の将来展望も思い描けない、頭の中は女への興味ばかり。そこへマラソン大会でのふとした対抗心で親しくなった同級生江藤潤、彼も喫茶店勤めの従姉浅野真弓に金をたかったりして不良っぽい生活送っているが将来は競輪選手になりたいとの漠たる夢を持っている。そんな2人の交遊を浅野や江藤の中学同級生の割烹店娘竹田かおりとの交わり含めて回顧。その間に江藤の挫折や死がありまだ24才の若年からはたかが6年、そんな振り返るほどの遠い過去ではないが、間違いなくもう戻らない過去でもあることに気付き、かつて江藤と張り合ったマラソン道を走り出す永島。時代設定が正に同世代同士、喫茶店にたむろしてタバコ吸うことも貴重な青春だったと分かり合える感傷、公園ベンチでキスした瞬間にポケットに詰め込んだ途中でやめて出てきたパチンコ玉が溢れ出すシーンなんか早漏感も想像させて最高にイイね。
映画男

映画男の感想・評価

3.0
女の扱い方にプレイボーイ藤田敏八の激烈なダンディズムを感じる。女優陣はどれも素晴らしかったが、竹田かほりが得体の知れない魅力をプンプン放ち、抜きん出ていた。
ttfloyd

ttfloydの感想・評価

4.2
昔見て好きだった。確か「映画ファンのための映画祭り」で受賞していたと思います。ATG作品にはまりました。
京一会館で観た。当時は評価高かったけど、今観ようとは。「サード」とか、時代のあだ花。
りっく

りっくの感想・評価

4.4
同年に公開された「サード」も然り、永島敏行の青春は不発に終わる。いつも想いを内に溜め込み鬱屈した日々を悶々と送る。そしてそれが終盤に爆発するわけでもない。決して主演を張るような堂々とした存在感も演技力もないが、その青臭さが共感・信頼できる男である。

そんな青臭さが藤田敏八の思わず笑ってしまうような青臭い演出がピッタリとはまる。電車の車両の接続、ウイスキーの瓶からこぼれる酒、夏祭りに打ちあがる花火。どれもがメタファーとも呼べない直接的なものだが、それがいいのだ。

また本作はブロマンスの走りのような映画である。女と上手く接することができない初心さ、夢を追うことさえ許されない厳しさ、そして皮肉な形での再会と惜別。アリスの曲に乗せて、共に汗を流した追悼の走り。全てが胸にしみる傑作。
yutaro

yutaroの感想・評価

-
地元で撮影してる俺の青春映画だから、と親父から強引に見せられた映画。
年の差32年、ちょっと理解できなかった。。
アリスの曲使う時はトラウマ映画にしないといけない理由でもあったんか。
Jimmy09

Jimmy09の感想・評価

2.5
テアトル新宿で鑑賞。(二本立て)

ある青年が数年ぶりに故郷に帰る電車の中で、青春時代を回想する映画。

青年の過去の友情、初体験、別れなどが描かれているノスタルジー的作品。
kurage

kurageの感想・評価

3.8
昔の高校生は大人っぽくもあり、子どもっぽくもあり。生の人間らしさがムンムンに臭ってくる青春映画。
中村敦夫、かっこよかった。中尾彬の気持ち悪さもいい。
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