二・二六事件前夜の貴族と軍人の暗闘を、奔放な令嬢視点でカリカチュアする。武田泰淳の同名小説の映画化――フィクションではあるが史実からすると近衛文麿と真崎甚三郎がモデルになってると思われる。
公爵の…
武田泰淳の原作を新藤兼人が脚色、吉村公三郎が監督した。
貴族、西の丸秀彦は軍部から誘いがあり、息子は近衛士官で、密に恋してる女性がいた。だが彼女は秀彦を慕っていた。息子の妹の日記から描いた。吉村とし…
青年将校たちによる反乱の機運が高まる中、パステルカラーの夏服を着て呑気に過ごす貴族の娘たち。グロテスクな対比が盛り上げる二二六事件。決行の日に本郷功次郎が演じるランスロット、夢見がち人間の脆さ儚さを…
>>続きを読む内容を知らずに観たら想像以上にシリアス
しかしこんな風に政治の話を描ける鮮やかさ
君の家はいつも春みたいだ、という一言が忘れられない
部屋に舞っていた桜吹雪は遺書の吹雪となった、それでもどこまでも…
ポリティカル&ガールズムービーの並列で見せる男女の決定的分断。階段の昇降運動によるメタファー、菅原謙次に湧き立つフラグ回収といった直球演出の混在が面白い。
汚れなき者のシンボルとして煩悶する本郷功次…
黛の音楽、大すこなZガンダムにおける三枝成彰に近い質感のものがあって驚いた
お話も、もうちょっと男女のエモーションとか戦乱のサスペンスが盛り盛りであったならそれこそZガンダム的な琴線に触れるものに…
個人的偏愛映画。
乙女チックリリカル二・二六事件お嬢様映画という独特のジャンル。
音楽、衣装、セット、小道具、撮影…みんな叙情的な魔法にかかっていてうつくしいのです。
原作イメージ的には金田一敦ち…
原作は知らないけど睡眠薬配られるの唐突で笑う。
森さんに迫られる叶さんの正面ショット良かったし家族の3人を渡り歩く運びだったのもそのDoll感で説得力ある。
引率係を本郷さんに交替する際の上官のネチ…
ラピュタにて。ラピュタ初訪問。会員になっちゃった。素晴らしい劇場ですな。
映画は武田泰淳の原作を目当てにみに行って、少し長く感じた。やはり森雅之がクズ男で出てひそかに笑った。
ラピュタで会いまし…