休日の午後に観る映画は、日本映画で昭和30年代から40年代のもの。落ち着くし昼寝をしてしまっても良い。
そんな心がけで観ておりますが、小津さんの映画はいつの間にか寝ていることが多いのに、なぜかスト…
これはもう晩春の母娘版ということですよね。
原節子が布団の上で半纏を畳むラストシーンとか、嬉しいのに寂しい気持ちでいっぱいの林檎をむく笠智衆と重なっちゃってウルっとしてしまったわ...。
最後の…
『秋日和(1960)』小津安二郎監督
最後まで観たが、結局「これって前に観たんじゃなかったっけ?」という疑問は消えなかった。
母娘の最後の旅先での会話は、見入ってしまった。
どうしても、小津自…
安定の小津調たまらん。
ピンボケしてるところのちょっとしたところに赤や黄色などがあって、そこに目がいったりした。画面の端っこにちょいと色があるとかもそれだけで一気に締まったり華やかにもなる。ディテ…
冒頭、葬式があり故人の友人三人(佐分利信、中村伸郎、北竜二)が未亡人(原節子)の娘(司葉子)の結婚の世話をする流れからの親子と結婚をテーマにしたコメディ。
古い映画は必然的に「今見ると違う」もので…
岡田茉莉子、かわいすぎ
2人で最後の旅行、最後のお母さんの台詞が切ない
時代もあるだろうけど最後の旅行にしなくたっていいのに、そう言い切る母の娘への思いやりに胸を打たれる
私は私で生きていくから、あ…
未亡人の原節子が上品でとても美しく、清楚な司葉子と飾らない岡田茉莉子も可愛いかった。
おじさん3人組の会話が若干キモい(褒め言葉)のも良かった。下世話で昭和感満載。綺麗だの結婚がどうだの、人の事に…
「私たちの友情ってものが、結婚までの繋ぎだったら、とっても寂しいじゃない?つまんないよ」
・お節介オジ三人衆の傲慢さに終始辟易としたし、彼らの会話は99%最悪で、これらが真っ向否定されない感じは時…
・今なら考えられないセクハラ発言は多いが、小津作品の男はどこか抜けていて滑稽で憎めない。秋刀魚よりも老獪でなく、あっちこっち揺さぶられている雰囲気もある男三人。今の時代から見ると自分たちで決めて縁談…
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