知的障がい児の施設をめぐって、大人と子ども、院長と教師、行政と学校、医学と医療、設計と運用、字が読めて「お行儀」概念を理解できる子とそうでない子、といったさまざまな二項対立的なレイヤーを何種類も挿入…
>>続きを読む障がいをスペクトラム状に捉えているところが先進的だと思った。ボーダーラインにいる人には特に居場所がなくて、そのことを自分でも理解できてしまう。
建築を勉強しているから、父親が建築家であるところに上…
カサヴェティス監督作品。製作は。良心的商業映画のスタンリー・クレイマー。知的障害児童施設に赴任したジュディ・ガーランドの、自閉症の少年への対応に対する、心理学者の校長、バート・ランカスターとの対立。…
>>続きを読むまだまだ演出スタイルに確固たる証もなく、(製作の)スタンリー・クレイマー作品と言う側面も多々ある、ジョン・カサヴェテス監督の初期作品。
知的障害に対する理解や寛容さなどもまだまだだった時代の作品な…
エモーションこそが我々の唯一の導き手でなくてはならない。しかし、センチメンタリズムは注意深く避けなければならない。声高に感情を語ることが悪いとは言えないけれど、映像を主義や思想の道具に貶めてはいけな…
>>続きを読む『フェイシズ』よりはるかに洗練されたクローズアップの応酬。ジーナ・ローランズが扉を開けて夫を呼ぶときのカットの入り方が緊張感に溢れていて素晴らしい!
ジュディ・ガーランドとジーナ・ローランズが会話…
・トータルで見るとウェットな質感になっているのが編集権を奪われたのを示しているなぁと。ただところどころにカサヴェテスの形跡が。それを打ち消そうと頑張る甘い劇伴。
・ジュディ・ガーランド末期の作品。…
『ラヴ・ストリームス』を観た時に人によって愛の定義は違うと書いたけど、今日『愛の奇跡』と『ミニー&モスコウィッツ』観たらそうではないかもと思い直した。愛は普遍的なドデカ感情で、それをどう「最善な」形…
>>続きを読むカサヴェテスっぽさって演劇性とか即興性にあるのかなぁって何となく考えてるんだけどその点でいうと本作はカサヴェテスっぽさは殆どなくて、こういうしっとりしたヒューマンドラマ的な物語もできるのだなとなんだ…
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