クラッシュの作品情報・感想・評価

「クラッシュ」に投稿された感想・評価

どどどどどうしよう!
「これは好きだー!!」という映画に巡り会ってしまった!

クリスマス間近のLAを舞台にした群像劇。

テーマは人種差別。一つのcar crash(交通事故)を起点に前後の丸一日を描く。接点のない多様な人種の7組のキャラクターが互いにcrashする(ぶつかる、触れ合う)事で、それぞれの物語に変化が現れる。

一見無関係に思われる人々が相互に影響を与え合い、思いもしない方向へ物語は展開する。素晴らしい脚本力!
それぞれの物語が同時進行で交差していく様は見事。

この映画はcar crashで始まり、中盤に大きなcar crashが起き、最後にcar crashで幕を閉じる。その構成がまた緻密で美しい!

キャストも豪華!それぞれが確かな演技力でキャラクターにリアリティを与えている。

特に印象に残るのは、中盤のcar crashとマイケル・ペーニャ(大好き!)演じるキャラクターによる「透明マント」のエピソード。この二つは泣ける!

この映画の面白い所は一見悪い奴等が、ふとしたきっかけで善い人になったり、逆に善人に見えていた人達がひょんな事で悪へと転じてしまう事。

特徴的なのは、マット・ディロン演じる差別主義的なセクハラ警官と彼を嫌悪するライアン・フィリップ(久し振り!)演じる正義感の強い後輩警官。彼等の印象が物語の初めと終わりで全く逆転するあたりがこの映画の真骨頂。

無造作に配置された白と黒のオセロが、互いにぶつかり合うと反転する様な印象を覚えた。

結局白人でも黒人でもヒスパニックでもメキシコ系でもアジア人でも「根っからの善人もいなければ、根っからの悪人もいない」という事。◯◯人だから悪いなんて事は絶対になくて、僕等は互いにぶつかり、触れ合う事で良くも悪くも影響を与え合いながら生きているんだと気付く。

朝のラッシュに揉まれながら、今日1日ぶつかる誰かに、出来れば良い影響を与えられる様な人になりたいな、と素直に思わせてくれる映画。

きっとこの映画にハマる人もいればハマらない人もいる。
それでも僕は大好きな映画だと大声で言いたい。
きっとそれでいい。
それが多様性なのだから。
三重野

三重野の感想・評価

3.7
アカデミー賞とってなければ観なかったであろう。
人種差別だけの話じゃない。
一人、また一人繋がってる。
いい事してるからいい人とは限らない。
重たい映画。

透明のマントはほしい。いいお話だった
aiztuno

aiztunoの感想・評価

4.6
善人なんていない、ただ善行があるのみ

人種間格差が大きく、権威的な価値観がある米国で、異なる立場の人々が交通事故を起点に交差する
パパのおすすめでみました。とても秀逸につながっていく。
誰かのちょっとした優しさがまわりまわってだれかの大きな優しさになっておおきな一助になる。誰かの恐怖心が誰かの存在も脅かす脅威になる。見せ方も、ありそうな奇跡もよかった。脚本と監督素晴らしい。
ライアン・フィリップやっぱりとてもタイプ。
sorahi

sorahiの感想・評価

3.0
「人々はたいてい車の中にいる。でも触れあいたいのさ。ぶつかりあって何かを実感したいんだ」

ぶつかりあって初めて人種のわだかまりを越える。赦して、認めて、感謝する。この映画が伝えたいのはそういうことだと思います。

よく練られた脚本で、ところどころドーンと心に響くシーンが散りばめられていて、最後まで興味が途切れません。

でも、何かうまくまとまりすぎていて、それぞれのエピソードもいかにも作り話っぽくて、狙いが透けて見える感じなんですよね。
だからストンと落ちない。

「でもまだ怒ってる。それで気がついたの。毎朝がこうなのよ。なぜだかいつも腹を立ててる。理由は分からないの」
somebody

somebodyの感想・評価

3.7
DVD #180318
花実優

花実優の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

しんどいなぁ。

想像してたよりずっと大っきな黒人と白人の壁。重くてそれが心にずどーんって来る。

酷過ぎたりするわけでなく、日常に溢れる差別。


白人が黒人助ける場面結構ある。でも白人が上って思った上で観るからそう見えるんだよなぁ。
それって、私の固定概念がもうそうしてるのかな。
じゃあそれって、もう差別なのかな。

ん〜、考えがまとまらない。
ん?いや、だから差別ってまだあるんじゃん。難しいなぁ。
おいす

おいすの感想・評価

3.8
肌の色や文化の違いから起こる衝突の連鎖
まさにアメリカの映画
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