ミッシング・ポイントの作品情報・感想・評価・動画配信

「ミッシング・ポイント」に投稿された感想・評価

アメリカでの成功を夢見てニューヨークで職についたパキスタン人が、911以降の不当な差別や理不尽な扱いを受けているうちに、彼の中での何かが変わっていく。

リズ・アーメッドなぜこの役受けたのか…と途中までは疑問だったが、最後まで見て納得。アメリカとアメリカを憎む人たちは客観的に見たら違いないもんね。言葉悪いけど「どっちもどっち」というのがしっくりきた。

アメリカでの不当な扱いはいまでも無くなってないと思うが、あの頃は特に酷かったんだろう。 
たしかにイスラム教信者ではあるが、純粋に成功を夢見てやってきただけ、アメリカを憎んでいるわけではないのに。
一部の悪の部分に過敏になってしまうのはわからないでもないが、罪なき人たちにとっては迷惑どころか人生まで踏みにじられる。

宗教の自由ってなんなんだ?と考えてしまう。

とかいいつつ、テロのあとは特に過敏になるのも仕方なく。それだからこそ、不当な拘束や暴力はあってはいけないと思うなぁ。
だって、それが引き金で、本人の意思とは関係ない所でまた報復が起こる可能性だってある。

壮絶すぎるとばっちりだな…。
ミッシングポイント
人種差別、宗教戦争、アメリカンドリーム、経営の視点
そして、愛と調和などが楽しめる映画。

見応えある映画でした。
Tig

Tigの感想・評価

3.9
「断片だけでなく全ての話を聞いて欲しい」「僕は見かけと違いアメリカが好きだ」
パキスタンからアメリカンドリームを夢見て18歳でアメリカに渡り努力を重ねてエリートとして道を掴みとった男性が、911以降のアメリカで理不尽な差別を受けていく。彼は失意の中母国のパキスタンに戻る。
そんなパキスタン人エリートの回想と現在の姿が交互に繰り返されます。観ていて本当に辛くなりますが、救いのあるラストだったと思います。アメリカとイスラム。どちらも極端な考えに支配された者達が台頭する中で、どちらにいても不当に生き辛さを感じさせられている人間の心の叫びが伝わってくる良作だと思いました。
A

Aの感想・評価

3.4
この手の作品での善悪の問いは、そこまで辿り着く前に理解が追いついてるかも分からなくて本当難しい。

疑う側の諜報員視点の物語か、疑われる側の無実の人間視点かだけでも見方も感じ方も大きく変わる。
外見や生まれで拒絶される人を見ると同情したくなるのに、じゃあ家族や自国防衛の為の疑念や行き過ぎた差別をする方が悪なのかと言われると何とも苦い気持ちになる。

憧れて信じて愛した米国に否定された主人公...こうやって映画で覗くように外から客観的に知ることが出来たらどれだけいいかと思う。

せめてもう少しくらい世界の事を知るべきだなと頭を悩ませながらの鑑賞だった。
虎

虎の感想・評価

2.8
回想と今のバランスがあまり好きではなかった。
人間ドラマとしても、サスペンス的なものとしても、バランスが若干悪いことで、どちらの要素も減ってしまっている気がした。

回想により緊迫感がとぎれ、今により心情を感じる部分が途切れた。
tokku

tokkuの感想・評価

3.8
良い意味で想像してたのと違うストーリーだった。パキスタン人の主人公側の視点で描かれているのが○
頭で理解したつもりでいても本質は理解できてないんだろうな。感想にはならないけど、もっと世の中の現実を知りたいと思いました。
moco

mocoの感想・評価

3.8
興味深かったです
みんな二択を迫られるけど選ばないというチョイスもあるんだ!自分が光になること✨
あの時のイスラム、アラブ系はどんなに辛かっただろう…

現況コロナ禍もvsウィルスのはずなのにアジア人が差別されたり、ヘイトクライムは無くならない😱
かずや

かずやの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

上司が言った「成功には適応が求められる」という言葉が結局チャンゲスを最後まで苦しめているように感じた。
アメリカに憧れ、アメリカ流の成功に期待していた当初は適応することになんら抵抗もなかったのかもしれない。しかし、環境が変わり周りから「パキスタン人だ」「ムスリムだ」と指をさされることになった時、アメリカ流に適応して上手くやっているという自覚と外面で判断される他者からの評価とのギャップに苦しめられる。父親からは自分の仕事にケチをつけられ、恋人は昔の彼氏を忘れられず自分を見てくれてない、精神の安定からか髭を生やすもそれすら怪訝そうな顔をされる。昔ながらの格式を重んじる父親、前の恋愛から抜け出せない彼女、アメリカ流であることを求める同僚。変化しようとしない彼らに成功や心を落ち着けるために国や価値観、風貌を変化させ適応しようとする自分の努力が認められないことにチャンゲスは絶望したのではないか。
そんな中においても暴力に頼らないチャンゲスの強さは、決め付けで相手を見下し嫌悪する一部のアメリカ人と暴力をもって反米に傾倒する義勇軍と対照的に気高くうつっていた。

9.11後の愛国心の暴走ぶりに恐ろしさを感じた。報復という言葉を便利に使い、見境なく暴力を振るうことは正当化されるべきではないことだと思う。
とは言っても、実際に自分がテロの被害にあっても同じことを言えるかはかなり疑問に思う。むしろ無理だと思う。当事者間でしか理解し合えない感情はあるはずでそこに第三者に正論で語ってこられても「そんなことわかった上でこっちは争ってんだよ」くらいは言いそう。
キーファー・サザーランド兄貴

期待値高め。

事前情報なしで視聴。

そして、ケイト・ハドソン。


全体的に

陰な雰囲気。

自分が何者なのかを問い始める。

無知、偽善、外国人嫌悪

不当な扱いと失望。

自らの価値観に縛られる人々。

政治的な側面が強いけど

哲学的な文脈が語られつつ

終盤は勘違いしたおじさんによって話がこじれ

最後は大義が語られて〆。



主演のリズ・アーメッドの存在感が光る作品でした。
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