道夫の暴力と妹の泣き叫ぶ声(かなり迫真の叫び)、それをどうにもできず目をつむり耳を塞ぐ淡島千景。このシーンが一番堪えた。淡島千景は自分の実の子が暴力振るわれてるのにどうにも動けない。この時点で道夫の…
>>続きを読む大映の清水宏。溝口健二に誘われて契約し主に母子ものを撮った中の一本は最後の劇映画となった。ベタな子連れ再婚ものなのに、傑作でボロボロに泣いてしまう。まさに滂沱の涙。
忘れられない死別した実母の思い…
伝書鳩が飛び立つショットから始まるこの映画はまんまその話、自由に飛ぶ、家に帰る等のモチーフが鳩にあり、またその鳩は亡き母の形見でもある。
母子関係の問題を鮮やかに描ききっているとは言えないものの、…
傑作。大変シンプルで語り口が商業的に明快なのにも関わらず、ちょっとしたシーンの成り立ちや、道夫の逃避のディテールで充足感がある。
・父と新しい母が見合いする辺りまで、とてつもない多幸感に包まれる。…
とんでもない傑作です。
鳩を逃したのを知って、妹を人が変わったかの様にボコボコにする少年。
何も出来ず、耳を塞ぐ継母。
好きだけど、好きって言ったら自分の中で大切にしていたものを捨ててしまうのではな…
根上淳と息子が通勤通学する横移動が2回出てくるが、途中の橋で息子と別れる際に不意に登場する縦の構図が印象的で、淡島千景の実家周辺の『もぐら横丁』的な長屋描写や、ラストに淡島千景が娘を連れて出ていく際…
>>続きを読むどえらい移動撮影が連べ打ちされてもうそれだけで眼福。ワンカット目から格が違う。
そんないきいきとした画面の行き着く先があの大暴力シーンなのが恐ろしい。投げつけられる人形、振り下ろされる拳…
一転…
滑らかな移動撮影の豊かさ
清水宏が晩年には、ザ・日本映画黄金期的な映画を撮っていたことに驚く
そこにいる人のことを信じられない人同士の物語
お母さんと呼べないだけで、ここまでことはややこしくなるのか…