新道 後篇良太の巻の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『新道 後篇良太の巻』に投稿された感想・評価

hiroki
3.3

少女スターとしてスクリーンの中では輝いていた高峰秀子だが実情ではギャラは全部親族に持っていかれ学校へも通えず消しゴムすら自分で買えなかった(万引きした)彼女に田中絹代は撮影所から自宅へ毎日連れて帰り…

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田中絹代と最も息の合う五所平之助監督とのコンビ作でも松竹時代最高作となった、菊池寛原作の長編通俗映画の傑作。信州で療養中の母吉川満子を見舞いに行く途次、田中と妹高峰秀子は、グライダー飛行家佐野周二と…

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上原謙の素敵な提案で、つかいつのまに佐野周二との子を…の絹代。擬似結婚で出産までのテンション高いふたりの楽しい日々、ここが人生の頂点なのでは。洋行してる佐分利の2年間を待てなかった川崎弘子。「女は勝…

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3.0
〖1930年代映画:小説実写映画化:松竹〗
1936年製作で、菊池寛の小説を実写映画化の後編らしい⁉️

2023年1,534本目

恋人の急逝に打ちひしがれる田中絹代のお腹には佐野周二の子が宿っている。このメロドラマのど真ん中をいく展開にちょっと力が抜けてしまうのだが、価値観がまるきり異なる斉藤達雄と田中絹代の父娘が手紙の交換を…

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本当に観られてよかった。宗方子爵家の女たち川崎弘子、田中絹代と名門工藤家の兄弟佐野周二、上原謙そして画家佐分利信の絢爛たるメロドラマ。『挽歌』『わが愛』『猟銃』の原点がここにある!
後編の冒頭に、前篇の概略約7分がついているのだが、これが田中、川崎がナレーションを務め、前篇で使われていないカットがここで使われていたりするので、なかなか見せる作りになっている。
ROY
4.2

没後40年 映画監督 五所平之助

68分・35mmプリント

10分間の休憩の後は「前篇の梗概(7分)」より始まり、続いて後篇が上映された。

■ABOUT
五所は本作で初めて長篇小説の映画化に挑…

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out1
3.5
最後の最後で、佐分利信のエゴが爆発。
クズを演じさせると天下一品の佐分利信好きにはたまらないラスト!

【詳述は、『五重塔』欄で】大きくは、旧く⋅当時の社会に実用的な価値観で括られる、ちと残念。『新道』が二欄に跨がってるとは、今まで気づかず。一編のカウントでいいのでは(公開は3回に分けられた『ラ⋅フロ…

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