35mm上映。フランスから森をくぐって日本へとたどり着く。ニナというただ一人の親友と、名を持たない数名の日本人少女たちが区別されることなく「ユキを囲う世界」としてある。どちらも現実ではなく、ユキの眼…
>>続きを読む内気なユキに比べてニナが物凄くはっきりものを言う子なのめっちゃ良い。アンタも案を出してよ!って怒るシーン、まじ微笑ましいし、こういう子に私も怒られてたなという記憶が蘇った。鬱蒼とした森を抜けたら日本…
>>続きを読むジャンプカットや寄りのカッティングで子供の身体性を殺していたのが森での時空移動に繋がり感動的。イポリット・ジラルドのおんぶが木を跨ぐだけで終わってしまう時の流れ。そしてビデオレターと遊ばなくなった…
>>続きを読む急に知ってる言語で話し始めるから脳内がバグる現象が楽しめる映画でした。
言語と同様に、ユキがニナを置いて一人で森を進んで行った時、不意にミンミンゼミの鳴き声が聞こえて来て、フランスにもミンミンゼミ…
とてもとても豊かな映画で、好きな映画だった。それぞれの抱える感情の真実味みたいなものが大きく、染み染みと味わった。街の中での前半と森の中での中盤どちらも、その場を生かした良い撮影が多くて素晴らしい。…
>>続きを読む両親の離婚がきっかけでパリから東京に引っ越すことになった9歳の少女・ユキの複雑な心情を描く、諏訪敦彦監督がイポリット・ジラルドとともに共同で監督したドラマ映画。短編オムニバス映画『パリ、ジュテーム』…
>>続きを読む帰る場所がないユキとニナ、全てを受け入れてくれる森。森はユキの両親を再び繋ぐという願いを叶え、孤独から救ってくれる神聖な場所なのだろう。忘れかけていた何の力もお金もないけど友達さえいれば、家族さえい…
>>続きを読む実際子供にとって親の離婚とそれに伴う転居なんてのはどこまでも非現実的であって、だがその現実に対しファンタジーの力をもって対抗しようと試みるが、結局ファンタジーは現実の前に敗北し、であれば現実から遠く…
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