悪太郎の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『悪太郎』に投稿された感想・評価

3.5

たまに、2人がいい感じのところで出てくる、決めのカットの撮影の仕方。明らかに他のシーンとは切り離され、一枚の写真のように綺麗なカットが差し込まれ、ドキッとすることがあった。特に2人が最初にいい感じに…

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画面がバリバリに決まっている。最初のドラマパートから、ふとした呼吸のようにコメディが挿入される中盤へと移行するあたり、その切り替えの滑らかさと大胆さの両立にまず驚く。隙がない。
清順の映画をこれまで…

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シネスコの横長を画面を意識した構図、カメラワークがうまい。主人公とヒロインのメロドラマ的展開をしていくが、その演出がわかりやすく見やすい。今誰がどこで何しているか的確にカットを割っていて、彼の演出の…

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あぁ
3.8
清順色は薄め。王道ラブロマンス。

悪太郎とはいうものの、率直な物言いが災いしているだけにも思える。そして、風紀委員会の憲兵ぶりに、戦前の空気を感じた。

ロングショットがどれも非常に印象的。

清順がこんなにチャーミングなラブコメを撮れるとは…
京都で初夜を越したあとのイチャイチャ具合が小っ恥ずかしい!

キスシーンに行き着くまでの過程をすっ飛ばす力技も凄いが、京都の寺院の前でイチャイチ…

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めっちゃ奇妙なのに、どう奇妙か言いづらい。しっかりメロドラマ仕立てではあるが、どこか奇妙
3.5

喧嘩、色事その他諸々の素行不良として神戸の中学を諭旨退学とされた紺野東吾/山内賢に、我が子ながら呆れ果てた母高子/高峰三枝子は、父親不在中の出来事に慌てふためきついに決断をする。本人の上京して文学の…

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煙
4.3

人力車のロング。舟のロング。一本道を路地から。廊下からの場面転換。同じ構図。洋館の部屋で高峰三枝子ひとりを正面から。能。京都の旅館で和泉雅子と山内賢の往復キス。京都の寺院の軒下を往復する二人。障子に…

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y
-

愛する女の死を手紙で知らされ、
「悪太郎の厳しい人生経験はまだ始まったばかりである…」
という終わり方の余韻たるや、すさまじい



風紀委員をやめてきた男との会話のシーン。
セリフが響く時、人物の…

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清順映画久々に見ると寄りと引きのカット割が上手くてで断絶の印象を損なうことなく見られた。
まあでも清順映画には繋がってるはずがない空間と空間とが繋がる瞬間を求めてるんで上手いけどピンとも来ないくらい…

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