◎濃厚河内弁3兄弟の痛快地回りヤクザ出世譚
1964年 102分 モノクロ 日活 シネスコープ
デジタル上映
*画質は悪くもなく良くもなく 終盤で一時中断
生駒山地の西麓、八尾郊外の農村「藪下」…
河内と言えば今東光、今と言えば勝新太郎、田宮二郎の大映「悪名」だったが、前年の山内賢「悪太郎」から派生したのか、娯楽映画何でもござれの舛田利雄監督監督が、日活仕込みのドライで弾けまくったフレッシュな…
>>続きを読む河内の悪童三兄弟。
少年時代からやくざ青年になるまでが、全く日活映画らしくない猥雑なタッチで描かれる。
こういうのは東映や大映『悪名』のお家芸のはずだが、舛田利雄は何でも撮れるなあ。
女房を抱いた…
太鼓台がぶつかる橋の上のシーンいろいろ危なくてヒヤヒヤする。南田洋子がおかみの新地の折鶴の花くじら、げそみそ食べてみたい。実質入婿にさせられるジョー、起き抜け卵四つも飲んだからべっちょないべっちょな…
>>続きを読む男も女もエグさ全開でかつ痛快。
喧嘩なのか愛情なのか、河内の宍戸錠、川地民夫、山内賢の三兄弟。
勢い溢れる宍戸、民夫の河内弁の応酬が映画を大きくドライブさせる。
伊藤雄之助、笠置シヅ子の両親もこれま…
超面白かった!。丁々発止な河内弁が飛び交う百姓一家の年代記で、下手すれば因習取り巻く今村昌平の映画みたいになりそうな題材を、モノクロのシャープなカメラワーク、スピード感に満ちた編集によって、実にモダ…
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