河内ぞろ どけち虫の作品情報・感想・評価

河内ぞろ どけち虫1964年製作の映画)

製作国:

上映時間:103分

3.8

「河内ぞろ どけち虫」に投稿された感想・評価

え

えの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

三人兄弟が親父の葬列で横に並び、口喧嘩が激しくなりながらの『河内ぞろ どけち虫』という画面からはみ出さんばかりのオープニングクレジット、最高〜〜
軍鶏に見立てちゃうとこまで

生卵をおでこで割って飲む豪快さ、好きしかない
しかし当時の映画ってこういうシーン多い気がするけど、案外生卵飲むとか普通だったのか、、?
あくまでお金にどけち、女を金で買うのも許さない宍戸錠圧勝かと思いきや、多度吉はしっかり親分になって栄三も最後の最後でちゃっかり三男坊らしさを見せて
林蔵が弱いのはご愛嬌、
これは今後も見ていたいと思わずにはいられない
もう最後なんて親族の「これを待っていたんじゃ」ということばに思わず心で頷いていた

喧嘩シーンの迫力、相撲、賭場、橋の上、祭囃子のなか
親の死にも無駄には悲しまない、それにしてもインパクトのある伊藤雄之助...

〜さらせの語気の強さに圧倒されつつ、「もういっぺん言って...」の南田洋子なんかに気が緩みながら二時間弱十二分に楽しんだ、あの南田洋子の持つ店の構造も魅力
これはまた見たい
河内弁が上手いかどうかはわからないが、このテンポでまくしたてながら展開。とても小気味がイイ。全く期待しないで観たのが良かったのか、このどけちな親分を宍戸錠が嬉々として演じている。脚本の笠原良三は、笠原和夫の親類ではないかと思ったら、全く血縁関係なし。でも日大芸術学部出身で弟子筋とのこと。方言の使い方は、師匠譲りなんだろうか。その後の仁義なき戦いを彷彿させる。南田洋子も浪速女を闊達演じていてプログラム・ピクチャーとしては、名作でしょう。