略称・連続射殺魔の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『略称・連続射殺魔』に投稿された感想・評価

美しく恐ろしいほどのショット数
永山の息遣いが聴こえてくるタクシーの車内

日本映画で10本あげるとすれば必ず挙げたい一作。

全て伝聞の脚本、そして永山則夫が見たかもしれない風景を現地ロケで撮影。

個人の人生って本当に他人には体験できない。感情や因果も想像の域を出ない。…

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正式タイトル「去年の秋、四つの都市で、同じ拳銃を使った四つの殺人事件があった。一九六九年の春、十九歳の少年が逮捕された。彼は連続射殺魔と呼ばれた」
永山則夫が見た風景を、カメラが再現する。網走、津軽…

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ドキュメンタリーでありながら、日本の風景を捉え、そしてその均質さを描いている

映し出される風景のなかでは、何事も起こらない。しかし、突如としたカメラの動きや、フロントガラス越しに捉えられた早回しの…

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4.1

連続ピストル射殺事件を起こした犯人の足跡を辿るドキュメンタリー映画

彼が生まれてから逮捕されるまでに辿ってきた道筋、そして彼が見てきたであろう風景だけが映し出される。ナレーションによる説明は入るも…

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あまり感じるものはなかったが感性の問題か?
自分の中の情報量や感受性で左右されるような。
ある意味コンセプチュアルアートとも言えるように思う。

切り取られるべき退屈な風景をたんたんと映す映画として提示されたのか、映されている対象は退屈だよね、って前提のもと、それを映像化によって切り取ってその深層にある豊かさを切り出す映画として提示されたのか…

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昼
4.0
写真美術館「風景論以後」は全体的にそんなに好みの展示じゃなかったが、この作品が観られたのでよかった。

東京都写真美術館で観たのに書き忘れていた。

極めて単純に言えば退屈な風景が映っているだけなのだが、死刑囚がいた、そして見ていた風景であるというだけで、目が離せなかった。
時折入るうるさいくらいのサ…

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全然意識せず赴いたのだが、写美の"風景論以後"、最終日13時に行ったら受付女性がちょうど今から始まりますと伝えてくれたので、図らずも通しで観たら、食らい果て、清水瑶志郎も現代に居場所がないことを再認…

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