『濡れ髪シリーズ』第2作。
前作『濡れ髪剣法』より劣るが、十分面白い。
通常なら雷蔵がやるであろう「世間知らずの若君」を本郷功次郎が演じていて、雷蔵はそれをサポートする世間擦れした侠客…という変奏…
【濡れ髪シリーズ2作目】なにゆえ雷さまが「尊い」のか分かったつもりになれる作品。今回、雷蔵が演じているのは風来坊の半次郎だけど、役柄的には本郷功次郎の若殿役だっていけるよね。いつでも共演者とのバラン…
>>続きを読む『濡れ髪三度笠』
大映
1959(昭和34年)
(Amazonプライム・ビデオ)
半次郎「タネも仕掛けもねえ馬鹿だよ」
「おのれ!裏切ったな!」
「なに、表返りだ」
市川雷蔵の『濡れ髪シリーズ…
濡れ髪シリーズ②
五万石藩主の座も辞退し、道中にて男の生き様心意気を叩き込まれた敬愛するヤクザもの兄ィ(市川雷蔵)を追ってふんどし一つで川に飛び込む弟分(本郷功次郎)のラストが可愛すぎるだろう。
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市川雷蔵、淡路恵子共演で思い出されるのは翌年の傑作「切られ与三郎」だが、既に本作でも雷蔵の男っぷりの良さと淡路のお色気が噛み合って田中徳三監督の明朗時代劇の秀作と思いきや、新人で雷蔵の愛弟子本郷功次…
>>続きを読む十一代将軍徳川家斉の三十八番目の若君にあたる長之助が、甲州鷹取藩五万一千石の城主となることになった。だが自分の孫を鷹取藩主にするため、老中の堀尾備前守は長之助を亡き者にしようと暗殺団を放つ。濡れ髪の…
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