このレビューはネタバレを含みます
今作の『座頭市』は、前半、踏んだり蹴ったり。通りすがりに、妊婦の子の、出産を助産し、その子を、母親の、義理の妹に、届けるが、その現場を、その母親の息子が見て、その母親を、殺したと、勘違いされる。その…
>>続きを読むちょっと出血したから人殺しと坊やに何度も石を投げられる。その刀は抜いちゃいけねえ身も心も乾いて骨の髄まで腐っちまう。つまらねえ仏心出したばっかりにとんだ鬼にされちまった。電気弦楽と浪曲を共に始まり終…
>>続きを読むOPにて、浪曲にかぶせて入ってくる劇伴が耳に残る。座頭市と呼ばれる渡世人の行く末を暗示しているかのような終末的メロディでありながら、同時にごく普通の通俗劇では終わらせまいとするマイナーチェンジへの意…
>>続きを読む座頭市シリーズ23作品目
勝プロ製作
森一生 監督作品
大映が倒産、今作から東宝の配給へ
師走の風が吹き抜ける荒涼たる原野を行く座頭の市
旅姿の女がやくざに襲われているのを救ったが女の…
『座頭市』2本目鑑賞。男に追われている妊婦を助けた市は、女が絶命する直前に子供を取り上げる。しかし別の子供に目撃されており、市が女を殺したと勘違いされた為仕込み杖が抜けなくなる。市はわずかな情報を頼…
>>続きを読む『折れた杖』鑑賞後だとどうしてもノーマルに見えてしまうけど、テレビ版と地続きなムードでゆったり観られる。張り詰めてない。とはいえ、執拗な折檻で緊張を生み出したりも。殺陣の魅せ方、迫力はさすが。燃える…
>>続きを読む座頭市と非道な鉄五郎一家の話。
赤ん坊を父親に託そうとするも、母親を殺した疑いを持たれ、仕込み杖を抜くことができない市。
凄まじい殺陣の中にも優しさを滲ませるのが、勝新の真骨頂。
ラスト1分の…