レバノンの作品情報・感想・評価

「レバノン」に投稿された感想・評価

戦車の中なので何が起きてるのかわからない。観ててもわからない。
けど、現実の戦争はこんな感じなんだろうなと思う。
ドラマがなくて退屈、けど死だけは自分と隣り合わせ。
『フューリー』のようなド派手な戦車戦ではなく、撃ち込まれるRPGや対人銃撃など、非正規戦闘を地で描いたイスラエルの戦争映画。

戦車という密室空間で繰り広げられる、戦闘での緊張、搭乗員同士の諍い、捕虜を巡る対立ー…その様相は密室サスペンス。

ラストのひまわり畑の中に佇む戦車のカットは、非現実的な絵画のよう。
戦車の中から戦況を見るとこういう感じだと観るものを完全に不安と言い知れぬ恐怖感がでる作品。これは、ある種の潜水艦映画だと。「Uボート」を観た衝撃に近い。リーダー不在、怯える砲撃手、臆病な操縦士、反抗的な古参兵と戦車の中は、油まみれ、小便まみれ(よくでてくる)で混乱が伝わる。小さいスコープからしか外の様子がわからない極限状態。適当な作戦によって悲惨な目にあいそうな、この戦車。戦争のむなしさと恐怖がジワジワやってくる。短い映画だが言いたいことを言い切った感が見事だ。近年まれに見る反戦映画の傑作でしょう。
 本編のほとんどの映像が戦車内とスコープを通して見る外の光景のみ。その斬新な撮影方法が、戦場の悲惨さをよりリアルに伝えている。
 とにかく終始息苦しさを覚える。それだけにラストの開放感がすさまじい。思わず深呼吸してしまった。
いろんな戦争映画で、戦車は「強敵」として、あるいは心強い「味方」として描かれる。いずれにせよ、強力な兵器として作品を彩る存在である。

だが、戦車の中には人がいる。各々が役割をこなし、適切に操ってこそ戦車は兵器と化す。

作中の大半は狭苦しい車内か、スコープ越しに映る外の景色。息苦しい映像が、戦車兵の過酷な環境を伝えている。
atto

attoの感想・評価

3.3
自分が生まれた年に同じ時期にこの事実があった。
やはりわたし達は幸せであると言わざるを得ない。
狭い戦車の中から外の様子をうかがうシーンが多く、観客もろとも閉塞感に包みながら容赦のない描写で戦争の過酷さを伝えてくる。
KAIMAR

KAIMARの感想・評価

2.8
レバノン戦争での、とある一日を描いた作品。
劇中の八割以上が、戦車内からのスコープ越しの視点は凄く斬新。
けど、あまりにもそれだけ過ぎて退屈してしまう。
戦車内での兵士四人の心情を描いた作品。
評価がかなり分かれる所やけど、星2.4
色んな映画賞にノミネートされた戦争ドラマ

戦車の乗組員達の苦悩が描かれてます

指揮官がナメられていて、部下が命令を聞かない等で問題あり。それに加えて砲撃手がビビりで人に向かって発射できないというダメっぷり。

そんな彼らが生きるか死ぬかの局面に立たされた時にどうなるかという話

終始リアル過ぎる演出で気分を害する可能性あり
90分間すべて戦車内部と戦車のスコープから見た映像で構成される。乗組員同士の対立、上官からの理不尽な命令や、断片的にのみ与えられる情報とでどんどんと戦車内は不穏な空気になってくる。戦争の悲惨さだけでなく人間の弱さを描く映画。
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