レバノンの作品情報・感想・評価

「レバノン」に投稿された感想・評価

abekoh

abekohの感想・評価

3.3
息が詰まりそうな画角が延々続くので、閉所恐怖症の人にはオススメできない。
スコープ越しの戦争。
その一言に尽きる。それ以上でもそれ以下でもない。

このレビューはネタバレを含みます

中東の戦争のリアルの一端を知ることができる良作。戦車の中に同胞の遺体を収容するさま、娘の名前を呼んで叫び続ける被災女性が無下に扱われるさま、RPGを受け油とクルトンまみれになる車内など、実際に戦場をした人物でないと描けない唖然とさせられる光景が数々描かれている。軍の士気の低さや立場の曖昧な人々が戦場を左右している状況に自分としては驚かざるを得なかった。一般的に日本人のイスラエル軍に対する感情はかなり悪いものだと思う。それを反映してか”加害者側”のイスラエル兵が良心の呵責や死の恐怖で心神喪失していく姿を描いている点に違和感を持つレビューがあるようだけれど、自分はその点に疑問は感じなかった。この映画はイスラエル軍の所業についてもまざまざと写しだしている。スコープを通した情景として。監督はイスラエル人としてできる最大限の告発を行ったんだと思う。従軍から映画を撮るまでの長い期間きっと監督は苦しんできたんだろうと思う。金獅子賞受賞おめでとうございます。
おーじ

おーじの感想・評価

3.6
スコープに映し出される戦車外の現実がリアル…
戦車外で実際に目にする光景よりもある意味リアルに生々しく感じられるような視点だった…

今までにない視点で戦争を見る(知る)にはいい映画だと思う…
カンヌで金獅子賞を取った戦争作品。
戦車の中にいる4人を軸に、戦車の中から見た戦争を描いている。
視点は面白いが、派手なアクションというよりは4人の心理状態の描写に重きを置いている。監督が実際に戦争経験者ということでノンフィクションに近いそうだが、背景を知らないとよくわからない部類の映画だった。ラストも「え!これで終わり?」という歯切れは悪い感じで正直求めていたものとは違っていた。
より現実的という意味ではこうする他ないのかもしれないが、映画をエンターテイメントと捉えるかどうかで議論は別れそう。私にとっては残念ながらあまり好きな部類ではなかった。
otom

otomの感想・評価

3.9
頭を垂れた一面の向日葵のオープニングから一転して映し出されるのは戦車内部の映像とスコープからのみの外の風景。レバノン戦争第一日目の新米兵士達が凄惨な戦争の洗礼をひたすらを受ける。何の為の戦争なのかも分からず、棺桶の様な鉄の塊の中で訳も分からず命令を受け疲弊して行く兵士達。鑑賞者が息苦しくなる程の異常な閉塞感は効果絶大。末端にとっての戦争を描く良作。
シュウ

シュウの感想・評価

2.9
視点が、戦車の中か、戦車から覗くスコープのみ。

アイデアは買うが、活かしきれてない気がする。

レザボアドッグスみたいな、舞台劇感覚戦争映画。

その視点は新しい。
1234

1234の感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

レバノン戦争を扱ったこととかずっと戦車の中の視点とか発想は良いけど90分は長い
ラストのヒマワリ畑が1番印象に残っちゃダメでしょ
おか

おかの感想・評価

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戦争の恐怖、緊迫感は視野が狭くなり、周りが見えなくなるんだなぁ
shogo

shogoの感想・評価

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普通の戦争映画ならスルーされる戦車の内側に焦点を当てるというアイデアは面白い。しかし、他の密室系映画に比べたらストーリーはだらだらとしていて、起承転結もはっきりしていない。

つまり、物語のプロットよりも、戦争のリアルさみたいなものに焦点を当てている。戦車内の不清潔さや人間関係のギクシャクや、また良心の呵責を感じるイスラエル兵青年の苦悩や、精神崩壊していまう有様を戦争のリアルとして描いているのだろう。

そういった、まるでイスラエル兵が被害者であるかの様に描いているところが、この映画が批判される所以だろう。
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