井上靖氏の自伝小説といえば、若い頃に「しろばんば」を読んだ切りだったが、この作品の原作で、主人公洪作が父母の死期に向き合う姿が描かれていたと知り非常に興味深く鑑賞した。実の母と離れ、曾祖父の妾である…
>>続きを読む美意識の高い映画。絹の繊維の様な小波や、さえずりやせせらぎ、湯ヶ島の自然が美しい。間に土蔵の女を挟んだ母子の屈折が母親が老いて痴呆を患うことであるときは表出し、あるときは和らいでゆくその揺れを、繊細…
>>続きを読む完ぺきな脚本。
あの時のあの言葉が、ここでこう繋がってくるのか…!と。唸らずにいられない。
違和感なく、さりげなく、見事に点が線になったその瞬間、主人公と同じようにそこに確かな愛がずっと在ったことに…
雨が止んだ…お母さんと渡る海峡。
このシーンから涙が止まらなかった。
樹木希林の演技とは思えない演技に見惚れてしまった。
キャッチコピーの
『たとえ忘れてしまっても、きっと愛だけが残る』
が忘れられ…
昔読んだ井上靖の『しろばんば』と話が繋がり、興味深かった。舞台が自分の故郷で、わさび田や湯ヶ島、沼津など所縁がある場所がたくさん登場してきて嬉しかった。方言の誤った使い方が多かったのは残念だったもの…
>>続きを読む久しぶりに邦画がみたかった時に、上映中だったのでみました。母親なら泣かずにはいられない映画なんだと思う。
母親経験のない私も泣いてしまった。
なんといっても 樹木希林さんは流石です(>_< )
やっ…