そもそもテーマが好みではない。けれど格調高い原田眞人監督の作風。本作も期待通り。序盤、緊張感を保とうとするかの如くお馴染みの小刻みな編集。もの静かなドラマでのそれは効果的と言えるか。中盤だれる感もあ…
>>続きを読む「駆け込み女と駆け出し男」の試写会の前に原田監督作品のおさらい。
おばあちゃんは認知症で自分の子供や孫の認識もできなくなる。
だけど心にはいつも息子への強い想いはしっかりとある。
人情味に溢れ、…
2012年。井上靖のボケてゆく母と、その家族とのかかわり合いの話。
我が強い母親、おばあちゃん像の樹木希林は『歩いても歩いても』で見飽きたよ、と観ていたら途中から少し『歩いても、、』とも違った女性像…
「痴呆症の役やりたがる人いないので」軽口で言いのける樹木希林の凄さ。役所広司との親子役、きっと互いが似るよう役作りしてますね。老いと死を意識したとき顕在化する家族の絆が、海岸のシーンで一層美しく表れ…
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