島尾敏雄の私小説を、小栗康平が脚色・監督した。かなり原作を損なわぬよう、忠実に映画化している。「泥の河」と並ぶ小栗の傑作。主演が松坂慶子と岸部一徳というのも意外性のあるキャスティング。
丸の内ピカデ…
奥さんのどこで入るか分からん
取り調べスイッチが怖すぎて面白すぎる
いや、奥さん刑事ドラマ見過ぎなんじゃ?
(当時の)
言葉責めに始まり張り込みまで!
(何でパン持ってこないんだよ)
奥さんの地雷が…
滑稽で芝居のような永遠と続く愛の確かめが焦ったい。そして終わりのない問い詰めに終始トシオは発狂。それを必死に宥めるミホ。その繰り返し。原作が小説だからか妙な言い回しや言葉遣いが綺麗だと思った。映像や…
>>続きを読む発端は夫の浮気。 お互いターン制のように常軌を逸した行動をとり片方が折れる🙏の繰り返しなのだがなんだろうこのブラックな面白さは。いつ崩壊してもおかしくないハラハラ感?
一番気の毒だったのは間に挟…
笑顔とも言えない岸辺一徳の単一的な形相、ぶっ刺さる…
奄美のシーンとのコントラストが強すぎて、ふとそう言えば同じ映画だったのかと気がつく
一度浮いてまた沈みます
生き地獄と呼ぶべきか、小気味よく…
良かった。40年くらい前に原作を読んだ時は鬱々とした救いようの無さに息が詰まる思いをした。胸が重くなる読後感を覚えている。
当時思春期だった私も今や立派なオバサン。夫婦が狂っていく様を、時には笑いな…
このレビューはネタバレを含みます
不倫からの夫婦関係再構築のおはなし。
…なんだけどとても変わっている。
正気を失いつつある妻が時折夫に辛辣な言葉責めをするので夫も正気を失う。
どちらかが正気を失う度、どちらかが正気でいる。
それが…
このレビューはネタバレを含みます
「新しい過去をたくさんつくろう」
始まった瞬間から言い合う夫婦と襖にぶちまけられたインクのシミに不安がよぎり、小津安二郎を彷彿とさせる神経質なまでに拘った小道具と人の配置、無機質で感情を削ぎ落とし…
松竹株式会社