エリック・ロメールの大好きな部分はこの映画からはまったく感じられなかった。
普通の映画として収斂されてしまった感はある。
でも今まで男女の恋愛劇を撮ってきた監督が晩年、このような歴史政治物を撮りた…
蓮實先生の書籍他でよく目にする映画なので鑑賞してみました。鑑賞眼の答え合わせみたいなものですかね。
エリック・ロメール監督の作品は何本か拝見していて軽めのウィットに富んだ会話劇のイメージが強かったの…
ロメール映画としては珍しく張り詰めた空気が常に漂う。
疑心暗鬼になりながらも夫を信じようと努める妻が、低速に着実に真綿で首を絞められていく様子が印象的。
このようなポリティカルサスペンスであるにも関…
ロメールには珍しく会話で切り返しが繰り返される。表情の変化やオフスクリーン音声や視線の移動などさまざまな手を使って切り返しが繰り返される。単調な印象を与えないどころか緊張感が生み出されている。会話で…
>>続きを読む初めてのエリック・ロメール作品鑑賞。初めてなのでこれが監督らしい作品なのか異色の作品なのかは分からないが、何にせよ楽しめたし興味深く観られた。
『三重スパイ』というタイトルからなんとなく想起するよ…
フランス映画秘宝特集という12年前にブレッソンの処女作やらシャブロル中期の作品と共に死後に初公開された上映以来。
ロメールらしい会話劇。
ほぼ夫と将軍とのやり取りやら実際の出張先での活動は取られず…