寓話。
田舎で夫と幸せに暮らす女。そこに都会から老紳士が訪れる。彼に幻惑され、田舎でこのまま生を終えることに絶望を感じた女は、彼と共に都会に漕ぎ出す。しかしそこに待ち受けるのは、彼との華々しい生活…
悲劇なのかは、どうだろう。
マルヤの人生は、まだ始まったばかりだ。
これから先、まだまだ長い。
色々な思いを抱えながら、彼女はこれからの日々を生きていくのだから。
一度きりの人生、悲劇なんて呼ん…
音楽付きサイレントという時代への挑戦。
物語はシンプルでも、そこに漂う哀愁と寓意がカウリスマキらしい余地を生む。
キャベツが市場で売れるショットは、消費と原罪を暗示し、静謐な日常を一瞬で“寓話の舞台…