孤独な声の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『孤独な声』に投稿された感想・評価

ソクーロフらしい時間のミルフィーユ。倒錯。ほんまヒロインがモディリアーニの首の長い女の人そっくりであった
2023.6.11

これと『痛ましき無関心』がソクーロフのベストかな
歩く肉

歩く肉の感想・評価

4.2

PTSDを患っているような男と、空腹を忘れるために眠る女。とても孤独そうなふたりなのに、女が「死ぬのは孤独な人間しかいない。あなたは死なない、わたしがいるから。」と軽々と言ってのけてしまうのになんだ…

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KSat

KSatの感想・評価

3.8

ソクーロフの卒制だけど、なんというか、天才の所業という感じ。

革命直後の不安定なソ連で、結婚生活に満足できずに死ぬことを試そうとする元赤軍兵士の若者。

という内容なのだろうが、語り口はかなり抽象…

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塩湖

塩湖の感想・評価

4.0

声のない顔、あるいは顔自体が声としてあるのか。ロケーションもだけど映画そのものがなんだか廃墟っぽい佇まいをしている。厳粛なムード漂う整列の写真を映しながら、そのなかにいる一人だけ頬杖ついて表情筋を弛…

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ふぐ

ふぐの感想・評価

4.3
後半あんまりにも抽象的すぎて戸惑ったけどウソみたいに美しいカットが多くて驚く
リューバへの視点が大体「あの時の窓辺の彼女」になってるのがせつない
心の底から幸せになれなくても生きていくんやで…
湿疹

湿疹の感想・評価

-

「死は他県に引っ越すようなものだろう 行き先は地上でなく水底にあるがね」
映画大学の卒業制作のために作られた長編第一作らしいが、手腕もテーマも円熟していて本当に素晴らしい 色、質感が極端に異なる映像…

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1番正統派なアート映画というかタルコフスキーに近いというか。
まぁ初期だからクセがまだ弱い。
とはいえ窓枠と人の顔をここまで印象的にフレームに収めた映画もそうそうないのではないか
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

4.0

「孤独な声」

冒頭、ロシアの片田舎の村。青年ニキータ、帰還、ロシア革命後、国内戦争、赤軍兵士、人間的感情、幼なじみ、結婚、愛情。今、細やかな幸せに耐えられない青年が放浪の旅へ出る…本作は孤高の作家…

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タルコフスキー作品でもよく見られる人影のない恐ろしいほど広い草原。
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