私の殺した男の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『私の殺した男』に投稿された感想・評価

Jimmy
4.2

エルンスト・ルビッチ監督トーキー初のシリアス・ドラマ。
「戦争が犯させた罪」が付きまとうので、物語がちょっと重め。

物語は、フランス人の若者が神父に「私は人を殺しました」と懺悔するが、戦争で殺した…

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シンプルに戦争映画としてよい。フレーム街の音、ドアベル、時計のチクタク、最後のピアノ。その距離感に意味がある。ポールを糾弾してひっくり返せば観客はカタルシスをえたかもしれないが、それよりも重い話の落…

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kikki
4.5

深い哀しみと愛に満ちた反戦メッセージが「トロイメライ」の優しい旋律と共に心に響く1932年の名作。赦しというものは、人が神に託された互いの救いと恵みのように感じる。時代は第二次世界大戦へと続き、人の…

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片足の兵士の足の隙間からのパレード
Qwerty
4.5
トロイメライがほんとうにやさしい夢のように響くラストです、追悼と共感の可能性
大号泣でした

ルビッチの作品は基本的に嘘や騙しの要素が巧みに入っている!

・ライオネルホームズの顔きれいすぎん?
・途中の街全員出歯亀シーンめっちゃおもしろかった。『モンタイユー』ってこういう感じ…?
・サイレントの如き早業のカット割り。
・トロイメライで泣かせにかかるラ…

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登場人物がフレームアウトして、次のカットに瞬間移動するかのようにフレームインする!
(このカットとカットの断絶が、小津の切り返しに繋がる)
ニ
3.8
残酷すぎる。
りん
5.0

扉やケースや鍵で戦争によって閉ざされてしまったものを、楽器では戦前の幸せをそれぞれ示していて
ウォルターの部屋と同様に鍵のかけられたピアノがポールの自身のものではない譲り受けたバイオリンでの演奏によ…

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masat
3.0

ドイツからハリウッドへとやって来た監督、初体験。

戦場で殺してしまったドイツ兵、その瞳に苛まれるフランス人の青年。やがて、その殺した男の故郷へと向かうが、待っていたのは両親と婚約者・・・

その青…

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