戦地から五年振りに、故郷軽井沢の農場に帰還した兄甚吾原保美は、美しく成長した捨て子の妹美子井川邦子を愛し結婚を望んだが、美子には既に、負傷兵で疎開し町役場に勤務するびっこの恋人野田増田順二がいたと云…
>>続きを読む木下惠介監督作品観る
少年時代に拾われた赤ん坊
と兄妹の様に育てられた甚
吾と美子。成人した甚五は
美子との結婚を望むが
アメリカ映画の翻訳らしい
平原と牧場が舞台の爽快なロケーション
は終戦間…
のどかな田舎の牧場が舞台の素朴なメロドラマだが、随所に戦後特有のペーソスが滲む良作。
『カルメン故郷に帰る』なんかもそうだが、日本とは思えないような見事なロケーション撮影が印象的だった。
初期作だが…
1946年公開作品。アメリカ映画『我が恋せし乙女』(1923年)の翻案。
序盤に置き捨てられた赤ちゃん、そして身投げしたらしい実親。なんとも言えない気持ちにさせられる。
日本離れしたようなかぶれた…
男の失恋映画。兄妹で木陰の下で休んでいるシーンや美子が布を振り回しながら丘を駆け下るシーン、甚吾が少年のほっぺをつまみながら涙を流すシーンなど、切り返しや細かいショットの繋ぎ方が独特で面白く、感情を…
>>続きを読む甚吾は血の繋がりのない妹、美子に想いを寄せていたが、彼が戦争に行っていた間に美子には婚約相手ができていた。人々が踊り歌い、馬を走らせるのどかな牧場の風景が綺麗。その頃はOKとされていたのだろうけど、…
>>続きを読む戦後まだ日の浅い頃の木下恵介監督作。
歌声パブで歌われた様な、ロシア民謡風の音楽が印象的。黒牛が牝牛に恋をするが、言い出せなくて…
以下は物語。
舞台は軽井沢の牧場。
白い踊り子衣装に包まれた赤…
血の繋がりのない兄妹。兄はある祭りの夜、想いを告白しようと決めるが…
日本昔話を彷彿とさせる始まり方。
孤独な戦地で妹からの手紙を受け取るたびに気持ちを深めていったのだと考えると切ない。
…
1976年公開。
木下恵介監督作品。
最初のタイトル映像に、「昭和21年9月完成」とあった。終戦からたった1年でここまでの映画を完成させたことに驚かされる。
ある農村の牧場で仲睦まじく育てられた兄…
松竹株式会社