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1946年公開作品。アメリカ映画『我が恋せし乙女』(1923年)の翻案。
序盤に置き捨てられた赤ちゃん、そして身投げしたらしい実親。なんとも言えない気持ちにさせられる。
日本離れしたようなかぶれた…
男の失恋映画。兄妹で木陰の下で休んでいるシーンや美子が布を振り回しながら丘を駆け下るシーン、甚吾が少年のほっぺをつまみながら涙を流すシーンなど、切り返しや細かいショットの繋ぎ方が独特で面白く、感情を…
>>続きを読む甚吾は血の繋がりのない妹、美子に想いを寄せていたが、彼が戦争に行っていた間に美子には婚約相手ができていた。人々が踊り歌い、馬を走らせるのどかな牧場の風景が綺麗。その頃はOKとされていたのだろうけど、…
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戦後まだ日の浅い頃の木下恵介監督作。
歌声パブで歌われた様な、ロシア民謡風の音楽が印象的。黒牛が牝牛に恋をするが、言い出せなくて…
以下は物語。
舞台は軽井沢の牧場。
白い踊り子衣装に包まれた赤…
血の繋がりのない兄妹。兄はある祭りの夜、想いを告白しようと決めるが…
日本昔話を彷彿とさせる始まり方。
孤独な戦地で妹からの手紙を受け取るたびに気持ちを深めていったのだと考えると切ない。
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1976年公開。
木下恵介監督作品。
最初のタイトル映像に、「昭和21年9月完成」とあった。終戦からたった1年でここまでの映画を完成させたことに驚かされる。
ある農村の牧場で仲睦まじく育てられた兄…
46年、モノクロ、スタンダード。木下恵介監督。
牧場の広い景色を生かして、ロングショットや、画面を人物や動物が横に移動したり、縦に移動したり。カット割や切り返しで被写体に近寄っていく。とても丁寧で…
僕は担架で運ばれながら、其の時はもう意識も朦朧としていたんですけども、それでもあの青い空の色だけは判切と覚えているんですよ。あの色に魅入っていたら傷の痛みなんか忘れて仕舞って、沁沁と安らかな気持ちに…
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映像がきれい恋に敗れたメンズの心理描写とても素敵だ、けどわがままだなあ
バイオリンを聞いてもよく分からないなあって顔してたのに白の、ラメの光るドレスをきた美子をみたらにこにこし出すメンズたちが可愛い…
松竹株式会社