このレビューはネタバレを含みます
戦後まだ日の浅い頃の木下恵介監督作。
歌声パブで歌われた様な、ロシア民謡風の音楽が印象的。黒牛が牝牛に恋をするが、言い出せなくて…
以下は物語。
舞台は軽井沢の牧場。
白い踊り子衣装に包まれた赤…
血の繋がりのない兄妹。兄はある祭りの夜、想いを告白しようと決めるが…
日本昔話を彷彿とさせる始まり方。
孤独な戦地で妹からの手紙を受け取るたびに気持ちを深めていったのだと考えると切ない。
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1976年公開。
木下恵介監督作品。
最初のタイトル映像に、「昭和21年9月完成」とあった。終戦からたった1年でここまでの映画を完成させたことに驚かされる。
ある農村の牧場で仲睦まじく育てられた兄…
46年、モノクロ、スタンダード。木下恵介監督。
牧場の広い景色を生かして、ロングショットや、画面を人物や動物が横に移動したり、縦に移動したり。カット割や切り返しで被写体に近寄っていく。とても丁寧で…
僕は担架で運ばれながら、其の時はもう意識も朦朧としていたんですけども、それでもあの青い空の色だけは判切と覚えているんですよ。あの色に魅入っていたら傷の痛みなんか忘れて仕舞って、沁沁と安らかな気持ちに…
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映像がきれい恋に敗れたメンズの心理描写とても素敵だ、けどわがままだなあ
バイオリンを聞いてもよく分からないなあって顔してたのに白の、ラメの光るドレスをきた美子をみたらにこにこし出すメンズたちが可愛い…
この時代の映画にしては非常にロケが多く、敗戦から1年足らずの日本の山村の風景が新鮮。ネオリアリズモみたいなタッチと陽気な音楽(ミュージカルみたいなシーンもある)はいささかちぐはぐだが、それが却って面…
>>続きを読む松竹株式会社