ギョッと心臓に響く映像、
不穏を煽る歪んだストリングス、電子音、ファルセット。
インターネットは開かずの間。
迂闊に足を踏み入れれば、不確かな存在と成り果てるやもしれない。
助けての声は現世に虚し…
20年以上も前の映画ではあるが、怖さと不気味さは今観ても、斬れ味抜群でゾッとする。なかでもタンクからのダイブシーンは、テレビCMでよく流れたのを思い出しエモ。それに何度も観ても、やはり強烈であった…
死にたくなる日が来る度に、「死は永遠の孤独だ」というセリフを折に触れて思い出す。
黒沢清の映画は万人受けは厳しいけれど扱われている題材、登場人物の抱えるもの自体は極めて普遍的。
本作の場合は「ネッ…
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