本作で長編映画デビューし、脚本・監督・主演も飾った(3つは女性初なんだそう)バーバラ・ローデンという女優さん。
その後病で亡くなってしまったそうなのだが、高い評価を得た伝説的な方なんだとか。
19…
1970年の、バーバラ・ローデン監督・脚本・主演の自主映画。
U-NEXTでふと新着オススメに出てきたので観てみた。
ヴェネチア映画祭で最優秀外国映画、カンヌ映画祭でその年唯一のアメリカ映画だっ…
アイス屋さんの前で男に捨てられたワンダに、ソフトクリームをそっと無料で渡してあげる店員が面白い。
ワンダの存在感がいい。少女ムシェットほどブスッとはしていない程よい諦観と、でも実はすごく繊細なのでは…
物語を通じて描かれるのは、個人の怠惰や選択ミスではなく、本作が制作された50年後の今にも続く女性の貧困・ジェンダー規範・ケアの不在が重なった構造による人生の行き止まりだ。ローデンは同情的な演出をせず…
>>続きを読む「所与」の映画!自分の意思をもたず流れるままに着いていった先で何が起こるか。主人公が知らないことは俺だって知らない。だから映画を観るというよりは、見守るみたいな感覚だなー
演技やら踊りを観てもらうに…
今から50年以上前の映画。
社会からこぼれ落ちる女性を淡々と映し出す。
ワンダの切ない表情、いたたまれなくなる泣
見た目は「普通」でも、判断力や社会性に乏しく、他人に流されるまま生きる主人公。
…
(C)1970 FOUNDATION FOR FILMMAKERS