
1970年の映画なのに、極めて現代的な、現在的な心象風景を描いている。さすが、ハリウッドとは別のインディペンデント映画の草分けだ。これがアメリカ国内で黙殺されたことにも考えさせる。
勤勉さとは全く…
アメリカインディペンデント映画の初期作品ながら、長らくアメリカ本国で黙殺されてきた作品。
主人公ワンダが夫と離婚し、親権も手放し、流浪の旅を続けていくお話。ワンダには自我がほとんどなく、ワンダの見…
ただし、要再見
日頃、障害福祉の仕事をしている身として、ワンダには軽度知的障害があるように思えてならない。ハンバーガーの玉ねぎをゴミ箱に捨てるシーンのあの所作、玉ねぎ嫌いの俺ですらあんな取り除き方な…
1970年にこの作品が作られたのすごいなって思った。まだ女性の生き方が妻・母・誰かの付属物みたいに扱われるのが当たり前だった頃に、何者にもなれなかった女を主役にしてしかもそれを女性自身の手で撮ってる…
>>続きを読むそもそもそこが自由でもあることに気づく素質があるか無いかでだいぶ人生は変わると思うのだけど、気づくと言えばもはや自ずと気がつくのを待つ以外に関わりを持てない地点までに言葉や思いが虚しく霧散しているこ…
>>続きを読む久しぶりに本格的に面白い作品に出会った。この映画の主演であり、脚本、監督など、ほぼ全てを一人でこなしたバーバラ・ローデンについて色々調べてみると、ジョン・カサヴェテスに匹敵する才能という言葉を見つけ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
需要がある場所が必ずしも居場所にはなり得ないことへの寂寥感。人間の持つ不完全さを何かに当てはめて包括することは諦めの強制のようで少し疑問視していたけど、存在しない希望を持たせ続けることよりは少しは人…
>>続きを読む自分が世界と分断されている感覚、外の世界が頭に入ってこず、どこか上の空になってしまう感覚が際立って映画で表現されているのが素晴らしいと思う。分断はワンダにとっては社会でもあり家族ですらあった。
デニ…
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄…
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