牝犬の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『牝犬』に投稿された感想・評価

原題『La Chienne』 (1931)

監督・脚本 : ジャン・ルノワール
撮影 : セオドア・スパークール
編集 : マルグリット・ルノワール
出演 : ミシェル・シモン、ジャニー・マレーズ…

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みんな大好きフリッツ・ラングがリメイクしている作品(『緋色の街/スカーレット・ストリート』)のオリジナルです。

『牝犬』というタイトルに惹かれたし、パリ五輪目前なのでフランス映画を観たいと思って鑑…

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3.8

名監督ルノワールの代表作の一つ。
同監督の作品は『素晴らしき放浪者』に続いて二つ目だが、同作で世間に縛られない奔放な主演のブーデュを演じたシモンは、本作のくたびれた中年会計士であるルグランの役も務め…

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貢ぐ人と貢がせる人と。。
ダメな女と男たちのドラマ。。

フリッツ・ラング「スカーレット・ストリート』のリメイク元。ラング版の緊張感と運命へ導かれる感覚とは裏腹に、大雑把な省略によって事態が進行する。しかし、嫌な話だこと。フィクション性を強調する顛末がブラ…

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4.0

人物の感情起伏やヒロインの魅力も薄いが、ラングとは別物で面白かった。
景観を見せず小便のような音だけで水流(河辺という舞台)を表象する冒頭、バーでの窃盗計画から時計に行き着く凄まじい音の繋ぎ、殺害場…

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4.0

その1作によって、フィルモグラフィ全体を貫いているものが一気に紐解けることがあり、この『牝犬』も僕にとってはそうした作品に数えられる。

映画がサイレントからトーキーへと移っていく端境期の1931年…

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さっ
4.0
終わりが実に寓話的で良かった。
物語がどんな風に動いていくか予想がつかず、最後も意外なところに着地する。カメラワークが面白かった。

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