作り込まれた背景、それはパーティ会場や室内、ひいては公道にいたる全てなのだけど、これらの固着した感覚に対して、キャラクター達の魂の軽やかさみたいなものが際立っているなぁというのが第一感。だからパンチ…
>>続きを読むベッケルの中でも屈指の女性映画であり、女優を演出する恐れと歓びを感じる。冒頭、マリーがマンダと恋に落ちたようなカットバックからマリーが見惚れた表情をしたのち、ロランの元へ戻り向き合いロランに張り手さ…
>>続きを読む実話ベースです。
娼婦のマリーを巡って反社勢力のロランと大工のジョルジュ・マンダが決闘します。
1902年に起きた実際の事件はもっと派手だったようです。と言うか、きれいに一本勝負では終わらなかった…
ベッケルの見事なる多幸感、そんな市井恋愛青春モノが続いていたので、油断していたら、なかなかのシリアス悲恋。
出所したての大工、堅気の真面目な仕事に勤しもうとするが、娼婦との出逢いがすべてを狂わせて…
決闘で繰り広げられるアクションがプリミティブな暴力って感じですごい。青木真也vs廣田瑞人のような、腕をバックに固定してのマウント。シモーヌ・シニョレのクローズアップの美しさ、倒れ込むような二人のキス…
>>続きを読むわかりやすくて教科書みたいによくできたストーリー。ハラハラドキドキ楽しめた。
マンダは不器用だけど男らしくてかっこいいし、レイモンはいいやつ。恋人の処刑を見るマリーの肝っ玉がすごい。
しかしマリー…