娼婦マリーは、マンダに一目惚れして恋する。しかしマリーには彼氏がおり、騒動が起きる。またその美貌ゆえ男性からの誘惑が多く、マリーとマンダの愛は困難を極める
シモーヌ・シニョレのふくよかな身体と魅惑…
「肉体の冠」だけあって、(フランス映画にありがちな)頭でっかちな心理劇とは無縁です
心より体でゴリ押せ!の精神
どの人物も、感情の捌け口をダンスやビンタに見出しているので、うじうじと感情の深みにハ…
ベッケルの中でも屈指の女性映画であり、女優を演出する恐れと歓びを感じる。冒頭、マリーがマンダと恋に落ちたようなカットバックからマリーが見惚れた表情をしたのち、ロランの元へ戻り向き合いロランに張り手さ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
フランスの時代背景とか場所とかを学びつつ鑑賞すると、色々な要素も納得で。悲惨な、ド直球な内容だけれど、演技はもちろん画作りが凄いんだよなぁ!名前のつかない人物の動き、背景の動きが自然で細かい。引き立…
>>続きを読むジャック・ベッケル監督『肉体の冠』(1951)
ひとときの恋の安らぎー
男の罪の意識が徐々にうまれていく過程がすごく丁寧で納得のいくものだった。
この時代に既にこんなにも
"完成された映画"が…
ベッケル、こんなに面白いんだ。
ビンタって見てるだけで痛みが伝わってくる。日常の地続きにあるイヤな暴力。街中みんな顔見知りーー信用を失ったら人生が終わる。
シモーヌ・シニョレの体格のデカさが良い。肉…