このレビューはネタバレを含みます
黒沢清は基本的に、内容に辻褄や意味を求めても無意味な作品を作り続けている。
ホラー映画は商業主義と結びつくとヒットしやすいジャンルだが、ホラーに作家性を求めると、こうもよく分からない映画が出来上が…
怪異が起こる舞台を隅々まで丁寧に作り込んでホラー映画として完成させながら、同時に東京湾を東京湾として、液状化現象は液状化現象として映す。「社会というものは、そこにカメラを向けただけでは映らない」と黒…
>>続きを読むへ〜〜んな映画。
黒沢清のクセ強感がすごい。
へ〜〜んな幽霊。
役所広司につきまとって、めっちゃくちゃ話しかけてくる。
あまりにもしつこいので、我慢できなくなった役所は案の定持ち前のキレ芸を炸裂さ…
【ストーリー】
湾岸地帯で起こる不可解な連続殺人事件を追う刑事の吉岡。その殺人事件には全てに海水が関係していた。吉岡は事件を追う中、赤い服の霊に付き纏われていることに気づき...。
【感想】
赤色…
「赤い服を着た女の幽霊」の完成形。不穏かつ不気味なムードと支離滅裂とした暴力性の発露に震え、違和感を纏い続けていた恋人の真相に仰天しながらも妙に納得してみたり。「ここではないどこか」を夢見ながら結局…
>>続きを読む◾︎概要
地震によって液状化が激しい埋め立て地にて、赤い服を着た身元不明の女性の遺体が見つかる。
刑事の男は何故か既視感を覚えながら、事件を追うのだが身に覚えのないが自身を疑うような物証に焦りを感じ…
おい!ミステリーに分類したTSUTAYAとサスペンスに分類したFilmarksさんよ!!油断しちゃったじゃんかよ!!!がっつりホラーやないかっ!!!めちゃくちゃ怖くて吐きそうになったわ!!!
15…
都市化の波が押し寄せる湾岸地帯、同じ死因の連続殺人を追いかけるベテラン刑事を導くかのように赤い女の影が見え隠れする。とにかく幽霊の出番が多く、見せ方も抜群に上手い。ふつうなら陳腐化をおそれてカットす…
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