偽りの晩餐の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『偽りの晩餐』に投稿された感想・評価

名士の集まる晩餐会。給仕見習のホテル学校学生たち。ブニュエルのような不条理な出来事は起きず、学生たちの動き、友情の確認を描いた、青春映画のような味わい。
三百人劇場にて
4.0

なんの脈絡もなく突然フラッシュバックする編集がブニュエル並に不条理。食卓が次第にパフォーマンス化し、グロテスクな深海魚料理を見つめる老婆の切り返しが笑いを誘う。

その「見つめる」という行為はメガネ…

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鑑賞記録。

エルマンノ・オルミ。
豪華絢爛な貴族趣味をシニカル且つコミカルに画いた作品である。

私見であるが、ブニュエルの作品同様、行き過ぎた冷笑主義は得てして悪趣味に見える。
故に本作の全体レ…

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Cem
5.0

こんな晩餐会はイヤだ!
晩餐会を通して、子供の目で見る大人の世界を皮肉って描いてる秀作。大人の自分から見て何とも思わなくても、多感な思春期からしたらどれもこれも奇妙に映るし違和感しかないだろう。出て…

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映画の無限の可能性に満ちた爆笑怪作
魚の死体と死にかけババアの切り返しも面白いけど、何もせず座る犬が意味不明すぎて爆笑

若者一行,醜男ジープ迎え,到着,パーティ準備,スライド学習,ステンドグラス銃撃ち耐久テスト,食材投げ,酒蔵,パン投げ運び,セスナ,醜魚茹で,監視カメラバイク,モニター並べ,ジッポ触り,叫び,夜逃げ,…

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5.0

事件が起こるわけではないけど、ずっと見ていたいぐらい面白い。何か言いたげな不穏なショットの積み重ねにカタルシスのようなラストの自然が痺れる。台詞も少なく、視線だけで関係性を、しかもその視線の捌きが鮮…

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晩餐シーンの視線の応酬を観れただけでも良かった

爆笑ポイント
キモ魚と婆の切り返し
市原
4.2

ヘンテコなブラックコメディ?といった様相。原作は無いみたいだから自分で脚本を練り上げたんだろうけど、どんな気分でこれ作り上げたのよ。面白いから何も問題ないが。とにかく編集が秀逸で、「それとそれ繋げる…

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エルマンノ・オルミ監督作品。
ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞授賞作品。
ある古城で老婦人の誕生日を祝う晩餐会が開催され、そこに政財界の大物らしき人物が集まる。6人の少年少女達は支配人の指示を受けて準備…

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