ファンさんの作品情報・感想・評価

ファンさん2017年製作の映画)

方繡英/Mrs. Fang

製作国:

上映時間:87分

3.6

あらすじ

「ファンさん」に投稿された感想・評価

拘泥

拘泥の感想・評価

2.2
いやいやいやいやいくらなんでも客に甘えすぎだろ。いや、まあ個人的な映画だからしゃあないかもしれんけどさ。何にも特筆すべきでない長回しをとってつけて、客がうだうだと勝手に語るのを待つ。
いやさ〜所詮ぶっ飛ばされた信号通りに発せられる光と音を眺めているだけなんですよ俺。こんなに何も知らせもせず、心以外の全てをその舞台に束縛させておいてさ。その舞台の中の全ての人々はそこに沿った心があり、その中で完全に疎外される俺。いや90分も耐えられるわけがないんだが。ここで見せられた涙に何も知らない俺が何か抜かしてみるなんてことできるわけないんだが。
批判する側が負けなんだよなこういうのって。負けても嫌いなんで全然いいです。

やっと来た雄大な水辺の景色も、カメラグラグラでイラっ。もう、何なんだよ!揺れちゃっていいのそれ!?!?それ固定で撮るぐらいはやれや!!!もう『鉄西区』は絶対観ません。マジでドン引きっす。
ひる

ひるの感想・評価

4.2
すげぇ。死が訪れようとする親族を虫の視点で撮ったような。それでかつ死者の尊厳を守るべくキャメラポジションに最大限の配慮を払うという。
ただ歩く。ただ喋る。ただ魚を見つける。日常の質素な営みの中にヒューマニズムが見て取れた。
町蔵

町蔵の感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ファンさん Mrs.Fang

2017年/香港、フランス、ドイツ/87分/With English sub
監督:ワン・ビン(WANG Bing)
*2017年度 特別招待作品

2017年ロカルノ映画祭でワールド・プレミア上映され、金豹賞を受賞したワン・ビン作品。舞台は中国南部の静かな村。67歳になるファン・シュウインは、ここ数年アルツハイマー病を患っていたが、症状が悪化し、もはや有効な治療がないと判断され、病院から家に送り返されてくる。ワン・ビンのカメラは、ベッドに寝たきりになり、ほとんど表情にも変化が見られない老女をとらえ続ける。カメラはまた、家に見舞いに訪ねてくる親戚や近隣の人々の会話を記録する。だが、この老女がどのような人物なのか、などといった背景はほとんど説明されることはない。一つの死の記録にとどまらず、見る者に様々な問題を投げかけてくる挑戦的な傑作である。
【出町座】3/17(火)18:50〜

病床のファンさんの表情を固定長回しで撮ったショットが多く、寝落ち必至
個人的に自分の母親を看取った時と重ねあわさざるを得ないが、ファンさんはまだ68歳と若く、元気な表情が徐々に衰弱しうつろになっていく様がわかる
ワンビン得意の魔法のようなカメラはなく、釣りのシーンとかは演出的でもある
繰り返し見るにはキツイ作品
アルツハイマーに伏した老婆の無表情のどアップを大人数で静かに見上げて眺める、というなかなかシュールな経験をした。電流イライラ棒みたいな謎の釣り具が気になる。

2017/11/23 フィルメックス
死を間近に控えた老婆を見守る家族。息子や娘らの会話のシーンで、日本の家庭でも同じ様な会話が繰り広げられているなと思った。
先月、東京フィルメックスにて。

かなりウトウトしてしまったので評価はなしで記録のみです…。

ワンビンは知り合いに薦められて初めて見たのですが、う〜むあまりよくわからなかった…。
人が死ぬ前の親戚たちのやり取りと、死にかけのお婆さんの顔をずっと見させられる。
ほとんど動きがない長回しのシーンが多いとついつい寝てしまいます。

夏?(夏以外もかな?)に、中国人がお腹を出してごはんを食べるという習慣は初めて知りました。
みんななかなかファット。

これはワンビン作品の中でもわりとプライベートなところに焦点が合わせられているということだったので、また機会があれば他の作品に挑戦してみたい!
ムチコ

ムチコの感想・評価

3.6
フィルメックスにて。

この家族を撮るのをいつ決めてどうやって探したんだろう、ということばかり考えていた。
川での漁やそこへ向かう後ろ姿は見事だし、死にかけた人をまじまじ見る機会がないのでその意味では興味深いところもあったが、周りで無神経なこと言っちゃう家族とこのアップを見世物みたいに見ている自分はどれほど違うのか、という居心地悪さもあった。
男の人は口だけやいのやいの言うけど、実際にケアしてるのは女性。
masaakib

masaakibの感想・評価

3.9
人の死が近づいてきて、死が訪れて、親族内の人間関係に変化が芽生えてくるような特殊な時間を、よくとらえることができたものだなと。
t

tの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

@filmex
寝込む前のファンさんが部屋で直立している→ヤカンの沸騰する音→気付かず立ち尽くす→家族が慌てて止めるというワンカットでアルツハイマーを表象するとこが素晴らしい。
その後は延々と続くファンさんの顔面アップショット、謎の雷魚捕獲シークエンスで眠気を誘うのだが、惰性化していく死の危機という意味で面白かった(不謹慎?)。家族に看取られて死ぬというのが幸せと言われるがこの家族のように半分見世物のように扱われていくのが本当に幸せなのだろうか…
「fashion」の文字とおっさん達の露わにされた腹が光る。
なやら

なやらの感想・評価

3.3
微妙……死にゆくファンさんにフォーカスしたメインパートが結構つまらない。それまで散々顔を映しておきながら、臨終間際のファンさんをあえて撮らない(親族の女が被っちゃってて見えない)のもまあ敢えてなのだろうが謎。
ワンビンもこれだけではマズいと思ったのか、結構な尺取ってファンさんの親族が密漁(?)に精を出すシーンを並行して描いてる。
そっちはちょっと面白かったが、もはや別の映画じゃねえかって感じ。
ボートで漁するおっさんが、魚をすくうタモ網をオール代わりに操っていて笑えた。
常に腹部を全出しするスタイルで黒Tを着ているオヤジがいるがあれは一体何なんだ?
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