戦後日本映画を代表する映画作家・吉田喜重の遺作長編。
お恥ずかしながら、最初は誰の作品かも知らずに観た。古い作品ということもあり、24年前に失踪した娘との再会や、記憶喪失だったという展開から、「昔…
松竹ヌーヴェル・ヴァーグを代表する前衛芸術派・吉田喜重監督の遺作。
3世代の女性の葛藤や記憶を通して、広島の原爆という重いテーマを扱う。
撮影は中堀正夫。
音楽は原田敬子と宮田まゆみ。
(2002、…
吉田喜重の遺作である。吉田の監督・脚本・編集だが、山田正弘や、別役実、石堂淑朗、田村孟の不在は本作の物足りなさの原因であり、致し方がないことではある。吉田喜重らしい作品は「戒厳令」(73)までだと思…
>>続きを読む幼児誘拐騒動をきっかけに行方不明の身内かも知れないと思った3世代の女性の機微を原爆の記憶を交えて描く———吉田喜重監督作品。
はじめて東京国際映画祭に行ってきた😆
特にこの映画では岡田茉莉子さんが…
小津安二郎の反映画を著した吉田喜重の遺作。あまりにも完璧に遺作すぎるが、ユリイカやドライヤーの吸血鬼を想起する。ライティングは90年代の黒沢、青山っぽい。ビル内は当時の日本映画。不気味なもののフルシ…
>>続きを読む【演劇的な映画】
吉田喜重監督作品。
監督の夫人でもある岡田茉莉子が主演している。孫娘(一色紗英)と暮らす老婦人が、赤ん坊を生んですぐに失踪した娘とおぼしき女(田中好子)が発見されたことをきっ…
友人達と一緒に鑑賞。冒頭から音楽が不穏な空気であった。ストーリーはあるものの独特なショットとのギャップがあり、後半はホラー映画かと思うほどの演出だった。
鑑賞者が何を「恐怖」と感じるかについて非常に…