シャネル&ストラヴィンスキーの作品情報・感想・評価

「シャネル&ストラヴィンスキー」に投稿された感想・評価

クラシック好きな私が全く聞かない作曲家ストラヴィンスキー。ストラヴィンスキーの音楽は胸をざわつかせる。
メシアンやストラヴィンスキーは、ホラーやサスペンスで主人公が精神崩壊する瞬間なんかに流れると最適。

「春の祭典」の初演では、あまりの怪音に観客の心がざわざわして暴動が起きたのは実話。「マルケータ・ラザロヴァー」でも「春の祭典」が流れたような気がしたけど、同じような雰囲気の似ている曲だったかもしれない。原曲を聞かないので確信が持てない。

「春の祭典」の公演で、音楽にあわせた舞踏(バレエ)が、土方巽(ひじかたたつみ)の暗黒舞踏集団そのもの。笑

どうにも感じてしまうストラヴィンスキーの中にある狂気。

すでに成功して一財産を築いたシャネルがストラヴィンスキーを支援する。

ショパンとジョルジュ・サンド夫人のように、逢瀬を重ねて芸術に昇華する関係。
(ショパンとサンドは恋愛関係にあったらしいけど、シャネルとストラヴィンスキーに関しては不明で、今作はあくまでフィクション。)

眉なし奥さんの静かな怒り。

奥さんに詰め寄られても「良心の呵責はないわ」とさらっと言ってのけるシャネルは、女性の立場が弱かった時代に身一つで自立した女性としての強い自負を感じられる。

生涯、結婚しなかったシャネルにとって、結婚した女性など興味もなかったのかもしれないが、あまりに俗世離れしすぎている。

ストラヴィンスキーの内に潜む狂気を知りたかったけど、内面を深く掘り下げるよりも、シャネルとストラヴィンスキーの奥さんとの三角関係を軸に進む。

時代の先をゆく2人には、共感できることも多かったのだろう。
孤独ではないのに孤独へ向かおうとするマッツ・ミケルセンの大人の色気が炸裂している。大胆な濡れ場もセクシー。

先日見た「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」のボーヴォワールと見た目も演技もそっくりなので調べたら、同じ俳優さんだった。

むしろ俳優というより、アナ・ムグラリスはシャネルの広告モデルだった。

どうりでシャネルの服を完璧に着こなしているし、エレガントな立ち居振る舞いはうっとりするほど美しい。アナ・ムグラリスの美しさと、大人の男マッツ・ミケルセンを拝めるだけでも、この映画には価値がある。
odyss

odyssの感想・評価

3.5
【ああいう別荘で仕事ができたら・・・】

『ココ・アヴァン・シャネル』『ココ・シャネル』に続く、シャネル映画3部作(?)のラストを飾る作品です。

まず、どうしても先行する映画との比較、特にシャネル役の比較をせざるを得ないわけですが、この映画のシャネルはすでに成功して名声を獲得し、万事に自信に満ちているという設定です。またシャネル役のアナ・ムグラリスもモデル出身だけあって美しくプロポーションもいい。ただ、あんまり感情が表に出ない人のようですね。それが持ち味なのか、あるいは監督の演出なのかよく分からないのですが、そのために一方では成功した女の自信と傲岸さを見事に出している反面、ストラヴィンスキーに会って恋心を感じるときの心の揺れ、彼の妻から夫との関係を批判されるときの複雑な気持ちなどが、必ずしもよく出てこない憾みがあります。

一方、ストラヴィンスキーを演じるマッツ・ミケルセンは、ずいぶん繊細な感じ。『春の祭典』の作曲者とは思えないほどですが、芸術家本人とその作物との関係は得てしてこういうものですから、まあこれでいいんでしょう。ミケルセンを見たのは『007 カジノ・ロワイヤル』、『アフター・ウェディング』に次いで3作目だけど、この人はいつも内面的というのか、あんまりアクティブな印象がない。絶えず内心で何かうじうじ考えてるみたいな。でも今回のベッドシーンでは意外にたくましい体をしてるんだなとびっくり。顔に似合わないと言ったら失礼でしょうか。

ストラヴィンスキーがシャネルの提供する別荘で仕事をするシーンを見て、羨ましいと思いました。田舎の美しい風景、広い部屋、そして召使い。私もああいう環境で仕事をしてみたいものです。

『春の祭典』の伝説的な初演が、よく再現されていました。日本人は大人しいから、特にクラシック音楽なんかだと提供されるものを「ははあっ」とかしこまって聴くだけだけど、ヨーロッパの人たちは必ずしもそうではない。好き嫌いをはっきり言うし、場合によっては演奏の妨害になるような行為までしてしまう。

映画だって同じでしょう。まあ、上映妨害行為はいけないけれど、せめて作品の出来不出来くらいははっきり言うようにしたいものです。こういう映画レビュー・サイトもあることだし(笑)。
丸メガネのマッツが堪能できればストーリーはどうでもいいんだわ(これが盲目)逆にマッツ信者以外に需要があるのか疑問な映画(^q^)サブスクに無いからレンタルしてきたら特典映像で少しだけ貴重な舞台裏が見れてよかった!(濡れ場へのこだわりを主張するマッツ、ピアノを演奏するシーンを成功させてガッツポーズのマッツ等)
全く前知識なく。『あくまで創作』コレ重要。
シャネルもストラヴィンスキーも「前衛的」って括りだったのかね似たような2人よね。。。。。

マッツはいいんだけど。。
話の作りとしてどうなの?!コレがフランス映画ってやつ?!?!wwwww



演出がとにかくおしゃれ〜
家が特にね〜

あんな劇場の客がなんて態度悪いのでしょう…上流ってなんなんだろうね気持ち悪い…(有名な話ではあるが)
まあでもそのおかげで辛マッツ。。。最高………
丸メガネマッツ……最高………
ちゃんとパパしてるけど多少ぶっきらぼうなのがかわいいのさぁ〜🤤
女性の部屋に平気で勝手に入って勝手に気まずくなるマッツもかわいい。。。。
乗っかられてるマッツもとてもかわいい。。。😇
老けマッツもかわいい。。。。。

相変わらずクズマッツで最高じゃ…。。。。
ただの洋服屋だ、はねぇだろ〜。。。。

マッツに穴が開くほど見つめられたい人生だった😇


欧米人が生卵飲むのクソ珍しいね。。。。
気合ってすごい。。。。。
えり子

えり子の感想・評価

3.5
「春の祭典」に観客が大騒ぎかつブーイング。
あちらの方ははっきりと意思表示するのね。
確か、コクトーも激怒したのでは。
それが今では普通に受け入れられているのだから、芸術の評価は予想できない。
シャネルの意志の強さがよくでていました。
女性にスーツを作ってくれただけでも感謝。
男性と同じ服で馬に乗った。偉いですね。
女性開放をファッションで実現した。
恋多き女だったらしい、生涯独身だったけど。
妻子ある男性との恋愛は、非難されたと思う。
でも、強いのね。シャネル。
映像がきれいでした。
冒頭で、ニジンスキー演出の『春の祭典』初演時の舞台と、それを観た観客の大混乱の様子が再現されています。
私はバレエファンではないので、こんな大混乱があった事も知らなかったのですが、後でウィキったところ、この場面はかなり忠実に再現されている様なので、バレエファンの方々はこの場面を見るだけでも有意義かもしれません。

私は、バレエは『白鳥の湖』のイメージしかないので、この『春の祭典』の振り付けは今見ても斬新です(ニジンスキーの『牧神の午後』は、もっと凄かったという話)。
しかし、ピカソが受け入れられていたパリでも、まだ早かったなんて。
しかも観客が気に入らなかったらこんなに暴れるとは…。
芸術も“格闘技”なんですね。

私はココの伝記マンガで、ストラヴィンスキー一家がシャネルの家に間借りしていたのは知っていたのですが、愛人関係でもあったのですか?
ココとドミトリー大公が交際していたのと同時期に?
それとも、ここのところだけ“もしも”という事なのかな?

シャネルの家の内装がまた、オリエンタリズムも入ったとっても斬新なデザインで、あの壁紙は特注なのでしょうね。
こんな家に間借りしている時に、夫が家主と情事を結んでいるなんて、奥さんにしたら、そりゃ情けなくて溜まらんやろな、と思います。
だって豪邸だけではなく、その内装からも、ココの個性に押しつぶされそうなんですもん。
もし本当に関係があったのだとしたら、芸術家同士「同じ口笛を吹く人」として、惹かれあったんでしょうね。

ストラヴィンスキー役のマッツ・ミケルセンという俳優が、フレディ・マーキュリーにそっくりなので(体格も)可笑しかったのですが、作品履歴を見ると、昨日見た『誰がため』の主演俳優の一人だったのに気付いてビックリしました。
この人、無精ひげ剃ったら、フレディ・マーキューリーになっちゃうのね。

後半の恋愛部分は、普通かな…という感じでしたが、ディアギレフの「バレエ・リュス」もしっかり出てきて、時代の雰囲気がよく分かったので、ちょっと評価高くしました。
あゆ

あゆの感想・評価

3.2
「あの日、あの時のことは、今でもはっきりと憶えている」的な?
マッツ・ミケルセン目当て。別段好きなタイプの作品ではなかったが、ストラヴィンスキーに興味は湧いた。シャネルは恐ろしい女性だなぁと。
宮

宮の感想・評価

3.3
マッツが良くてな・・・
ココ・シャネル、名前くらいしか知らなくても実は2人はそういう関係だったのか~!と勉強になる。
mimicot

mimicotの感想・評価

3.6
真の芸術家は、
理性ではなく、感性に従って生きていました。

1913年パリ🇫🇷
ストラヴィンスキーが、公演でブーイングを受けていたなんて。
心が折れたまま亡命生活を送る彼と家族に、ただひとり彼の作品に輝きを見出したココ・シャネルが、救いの手を差し伸べるが...

テレンとした素材が揺れる直線的なシルエットのCHANELファッション、ウェーブヘアに赤いリップ👄が素敵。
そして彼女のヴィラの内装や、装飾品もCHANELらしくてとっても上品だった。

妻の胸騒ぎ...無言の演技が凄い。女の感は鋭いですよね。
はじめから、ココ・シャネルには下心があったと思う🖤
彼のことが大好きなfollowerさんがいらっしゃるので、彼女の欲望の視線が気になって仕方がなかった!

芸術家の2人が出会い、互いに刺激し合い高め合うことで創造性が育まれ、その情熱が突然閃き、素晴らしい作品が生み出される。

『私の創造の源泉は、私が愛する人々である。』
-パブロ・ピカソ-が言ってる。
画家とモデルもそう、
不倫が芸術性を高めるか...

しかし、この状況は家族には残酷すぎました。
46.
マッツさんの話を呟いていたところ、お知り合いのフォロワーさんが貸してくれた笑


そうなの??
二人そういう関係だったの??

創作なところが多いんだろうけど、
なんか素敵だった。
奥さんには申し訳ないけど。

というか調べたら浮気しすぎ!ってなりました笑
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