僕の村は戦場だったの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『僕の村は戦場だった』に投稿された感想・評価

黒々とした沼地の戦場に、彗星のように舞い降りる照明弾の美しさ。

原題は『Ivanovo detstvo』(イワンの子供時代)であり、邦題の『僕の村は戦場だった』を内容に沿って言い表すなら、僕の「居…

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すごすぎる、全部をきちんと理解して飲み込むことができなくて悔しい
少年の演技、白樺の森、夜の森、音楽、激しく動くカメラ、水面、水の音、差し込む光、影、煙、十字架など

タルコフスキーの映画を観るとき、カメラの動きというものを彼がまるで一から発明し直しているような錯覚をおぼえるのはなぜだろう。絵巻物を映すように長い横移動をしては、人物の視線を、その後頭部を収めたまま…

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marmo
3.9

タルコフスキーのすばらしさをようやく理解した。白樺林のカットの美しさ、ひんやりとした感じが忘れられない。白黒の映像なのに温度がある。
子どもらしくいることをやめざるをえなかった少年少女に対してどこか…

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木
4.3
20代のタルコフスキー、ほぼほぼスタイルが完成されてることに驚く。アイコンである森、霧、廃墟が効果的に使われ、印象的なショットが続く。戦争抒情詩として圧巻の完成度。
johntn
3.4

ストーリーは、人物の背景、内面の説明が少なくて、感情移入が難しいけども、

改めて、画面の切り取り方、魅せ方が
マジで芸術的

アートと言っても、アヴァンギャルド過ぎない、というか
塩梅が自分の肌に…

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初期は劇伴が多くて、その点であまり好みではないけど、過去と現在のシームレスな接続や、洗練された有機的なショットの数々には息を呑まざるをえないし、今回は完全なモノクロ映像ということで闇夜のコントラスト…

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アンドレイ・タルコフスキーの長編デビュー作。ナチスに家族を虐殺された少年が、ソビエト赤軍のスパイとしてナチス陣営に潜り込む物語。

白樺林でのキスシーンや、刺々しい木材が少年を取り囲むショット、ラス…

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 タルコフスキーが、映像の詩人と呼ばれる高名な映画監督であることは知っていたが、これまで縁がなくて『惑星ソラリス』も『ノスタルジア』も未鑑賞。今回が初の鑑賞となった。
 果たして、噂に違わぬ美しい映…

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斥候

ラスト、浜辺で木に向かって走る少年が「サクリファイス」に繋がる。

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