黒々とした沼地の戦場に、彗星のように舞い降りる照明弾の美しさ。
原題は『Ivanovo detstvo』(イワンの子供時代)であり、邦題の『僕の村は戦場だった』を内容に沿って言い表すなら、僕の「居…
タルコフスキーの映画を観るとき、カメラの動きというものを彼がまるで一から発明し直しているような錯覚をおぼえるのはなぜだろう。絵巻物を映すように長い横移動をしては、人物の視線を、その後頭部を収めたまま…
>>続きを読むタルコフスキーのすばらしさをようやく理解した。白樺林のカットの美しさ、ひんやりとした感じが忘れられない。白黒の映像なのに温度がある。
子どもらしくいることをやめざるをえなかった少年少女に対してどこか…
ストーリーは、人物の背景、内面の説明が少なくて、感情移入が難しいけども、
改めて、画面の切り取り方、魅せ方が
マジで芸術的
アートと言っても、アヴァンギャルド過ぎない、というか
塩梅が自分の肌に…
初期は劇伴が多くて、その点であまり好みではないけど、過去と現在のシームレスな接続や、洗練された有機的なショットの数々には息を呑まざるをえないし、今回は完全なモノクロ映像ということで闇夜のコントラスト…
>>続きを読むアンドレイ・タルコフスキーの長編デビュー作。ナチスに家族を虐殺された少年が、ソビエト赤軍のスパイとしてナチス陣営に潜り込む物語。
白樺林でのキスシーンや、刺々しい木材が少年を取り囲むショット、ラス…
タルコフスキーが、映像の詩人と呼ばれる高名な映画監督であることは知っていたが、これまで縁がなくて『惑星ソラリス』も『ノスタルジア』も未鑑賞。今回が初の鑑賞となった。
果たして、噂に違わぬ美しい映…