やさしい女の作品情報・感想・評価

やさしい女1969年製作の映画)

UNE FEMME DOUCE

上映日:1986年03月29日

製作国:

上映時間:89分

3.9

『やさしい女』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

BS松竹東急の『ミッドナイトシネマ』で鑑賞。

空中を舞うショールを映したオープニングが印象的。「普通とは違う何か」の始まりを予感させた。

飛び降り自殺をした女(Dominique Sanda)の…

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キショッ!!ドミニク・サンダの鉄仮面のような表情は「こいつ何言いよん……?」と取るしかない。そうしなければこんなもん無理すぎ。ベッドフレームとドアの意匠は鉄格子。自分が囚人を死なせたこともわかってな…

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えぬ
3.9

これで前期のブレッソンの授業はおわり。これまで時系列に6作を観ていて、はからずも最後に初カラーの作品を観ることになったのがよかった。ある種の転換点。ボイスオーバーと映像がシームレスすぎて、時間感覚が…

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人間
4.5
このレビューはネタバレを含みます

自ら命を絶ってしまった妻の亡骸を前に、男が夫婦の生活を振り返る話。
冒頭のショールが宙を舞うショットでもうすでに映画が完成している……かっこよすぎるだろ。
何が面白かったのか全然説明できない語彙力の…

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Tout est impossible

金にモノを言わせて若妻を娶った質屋が彼女に窓から身投げされ、遺体を前に苦渋に満ちた結婚生活を回想。ドストエフスキー原作で、ご多分にもれず死と断絶の香りがぷんぷん漂う陰気な話。写真家出身のブレッソン監…

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あ...
4.7

ベランダで倒れる机と下から聞こえる急ブレーキの音で飛び降りを完璧に表現してみせるブレッソン。冒頭の数十秒でこれはただものではないと実感する、音と映像のマリアージュ。そして、舞い降りるニットのマフラー…

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ベランダから身投げして自殺した女の死体。
残された男が彼女の亡骸を見ながら過去を邂逅していく。

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