伊藤左千夫の「野菊の墓」を、木下恵介が脚色・監督した。幾度かリメイクされたが、もちろん本作がベスト。ところで、歌人としての伊藤左千夫は、かなりクセのある性格で、文献を読むと面白い人物。師匠の正岡子規…
>>続きを読むうわぁ、ちょっと、ムリだぁ私。なんか、あまりに文部省推薦って感じのイイコチャン映画なんだもの。え、これを批判するなんて、なんて汚れた心の持ち主なんだ…みたいな踏み絵っぽさもヤな感じ。いっそのこと、よ…
>>続きを読む二歳差の従兄同士の悲恋。
タミコはマサオより年上な分、この恋が実らないことを早期から悟っていたように見える。
対して、村や家族がなんだと純情に突っ走るマサオは少し幼稚で、このギャップがまたやるせなさ…
実験的に使用したんだろうけど楕円のフレームは必要なんだろうか…なくても回想って分かるし、ショットが狭まるし邪魔だなと思いながら見てた。コテコテの純愛ドラマが木下恵介だと飽きずに見れちゃう。
両思いの…
初木下作品。
良くも悪くも、有名なあらすじ通りのシンプルなストーリー。
主役2人の初々しい棒読み演技を杉村春子、田村高廣、浦辺粂子らベテランが支える。
回想シーンの楕円形は木下監督が初めて用いたそ…
皆さま、本年もよろしくお願いいたします。今年も変わらず映画&フィルマライフを楽しんでいこうと思います。
(今日アップする4本は、2023年末に観た作品です)
「二十四の瞳」、「永遠の人」の木下恵介…
世間体に縛られ、翻弄されるイトコ同士の少年と少女がなんとも切ない。
老人の回想という構成で、アイリスを使っているあたり、おそらく当時としてなかなか実験的な試みだったのだろう。
全体的に少しカッテ…
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