フランスかイタリアっぽいギャング感だと思ったらビンゴ。全編ドンパチするような派手さはないけど、細やかな会話だけで主人公が築いてる人間関係やら矜持がよく分かる。
げんきんじゃなくて げんなまと読ませる…
フレンチノワールでハードボイルド。ジャン・ギャバンは後半に老眼鏡をかけたりする場面もあるし、一見大柄なおっさんなのに、なんでこんなにカッコいいのよ。そして美女にモテまくる。あらゆる層の女性がマックス…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
○こんな間抜けな奴がいながら引退直前までやってこれたなと。
○部屋にいるやつ全員をビンタする場面は笑ってしまった。
○ジャン・ギャバンの登場とともに流れる短い音楽も、繰り返すうちに徐々にくどくな…
誰もが評している事ですが、ジャン・ギャバンとルネ・ダリーの食事(と言っても至って簡素な)シーンには痺れた。
あのパテの様なモノを求めて高級スーパーで探したことがあるが、なんであるのか元から何であるか…
渋い・粋・しびれる。この3語に集約される大好きな一本。フレンチ・フィルムノワールの元祖にして金字塔にして傑作!
☆好きポイント☆
①何はともあれジャン・ギャバン。やたら厚みのあるずんぐりした体躯は…
ジャン・ギャバンの渋み。
しかし、渋いだけじゃない。
はっきり言って色男ではないのに、何なんだ…
この色気は。
そんなダンディなオヤジが見せる
歯磨き、パジャマ、ラスク…
妙な可愛らしさまであるんだ…
最初「地下室のメロディー」を思い出した。
何か策があって金塊を渡したのかと思いきや、馬鹿正直に渡し、復讐といいながら、結果的に救おうとした友が死んでしまうという、やるせない話。
でも、男同士っ…
初老の男性ギャングと麻薬密売組織との争いを描く古典ギャング映画。
只のギャング映画ではなく、男の哀愁漂うクラシックなフレンチ映画でもあり、ダメ男との友情をも描く渋くてカッコイイ作品THE男映画。
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