ザワザワと内から出てくるモヤモヤとオラオラ。こうなるのが悲しいなぁ。なんで俺と別れたんだよーって絡むあの人とよく付き合っていられたなぁ…いいとこもあったのかな…飲み屋での悪態からのアレはキツかった。…
>>続きを読むこの凄み、卒制のレベルじゃない。
抑圧された状況下で鬱憤が暴力として立ち現れるというのはありきたりだけど、セリフで状況を語ることを避け、ほとばしる感情を描いてみようという心意気に飲み込まれて見入っ…
【サンクスシアター16:虚構から拳を突き上げろ】
好き嫌いはともかく卒業制作でこんなバケモノ生み出すとは驚きだ。抑圧を暴力に置換する手法はありがちだが、静なる漫画から動なる現実へのシフト。陰りの中で…
超絶。
暴力「についての」映画。場末を舞台に厭な暴力が繰り広げられる。そのどれもが我々が実体験で遭遇した類のものである。出口はない。傑作。
この作品を観てからだと、真利子監督が『宮本から君へ』を撮る…
アメコミとリンクする形で物語が進む。
うだつの上がらない2人が出会ったら何か起こるはず。なのに誰もヒーローになれず、ひたすらドス黒いものを見せつけられる。
ダークヒーローですらなく、ひたすら生々しい…
【 ここから始まった真利子哲也 】
真利子哲也監督の東京藝術大学大学院卒業制作にして、長編映画デビュー作品。
それにしても役者が揃ってる。
遠藤要(見習いボクサー)、岩瀬亮(漫画家)、町田マリー…
ゼロ年代末期に松江哲明の『ライブテープ』と同時期に公開された真理子哲也の本格デビュー作。のちの『ディストラクション・ベイビーズ』や『宮本から君へ』に繋がる抑圧された者の暴力衝動がパンキッシュに綴られ…
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