善悪のメーターはどちらにも振らず、次第にメーターそのものすらボヤけて消えてしまうような映画。匂わせだらけのハッキリしなさは心地よさになり、サラ・ポーリーのか細い歌声と共にうやむやに。綺麗な雪景色に生…
>>続きを読む最初に見たときは、何についての映画か今ひとつピン来ていなかったのですが、今思い返すと凄まじい映画だったな、と。
子どもの想いをこれほど切実に描いた映画がかつてあったでしょうか。
タイトルバックの…
10年以上ぶりに見てみました。何と寒々しい映画でしょうか、こんな映画ありますか。ありますわ、ヨーロッパには、たくさん。でもアトムエゴヤンには独特の良さがある、どんだけ酷評されてる映画でも、独特の支持…
>>続きを読む三歳の娘の首を切り裂こうと父親がナイフを手に目を据えて迫る。なんて様子にワケを知らなければ相当ホラーだろう。あるいは仲のいい父親とのキスを恋人同士と勘違いされる娘なんて図はどうだ?そこに子どもばか…
>>続きを読むなんというか、残念ながらこの映画を評する適切な言葉の持ち合わせがないけれど、凄まじい作品であることは分かった。
事故の前後の話、弁護士による訴訟準備の話、弁護士が語る娘の話の3つのストーリーが入れ替…
サラ・ポーリーがすごいんです。
浜松では上映なかったから名古屋へ遠征して見に行ったのだが、
その後浜松でも上映されたからもう一度見た。
原作も買った。
その後浜松でも上映されたからもう一度見た。
…
起こった事象は皮膚で、その下にある真実は臓器のように複雑
だから人は沈黙する
だから人は嘘をつく
だからわたしはそれが怖い
そんな"形容しがたい感情"が
秘密と嘘
優しさと怒り
対価と復讐
し…
あのミステリー感をプンプンさせつつ、ミステリーのネタバレは放置し、エンターテイメントにしないアトム・エゴヤンの初期作(褒めてます)。
ずっと見たかった。
「Sweet Hereafter」というラ…
初エゴヤン
典型的ムラ映画なのかなーの思ってみていたらいい意味で裏切られました。セリフでも何度も出て来るように、もっと根本的な人間の怒りについての映画なのではないかと思います。おつむが弱めの自分に…