人情紙風船の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『人情紙風船』に投稿された感想・評価

4.0

1937年、まだ江戸の記憶を持ってる人もいた頃に作られた江戸時代劇
木戸とか路地に敷かれた溝板とかほんとにこんな感じだったんだろうな
そんなリアリティのある長屋に暮らす人たちの物語

冒頭、浪人が貧…

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5.0
2021年の再々見以上35本目。 前に見てから1年。 途中で初見の夫は落語みたいと言いました。 私はいつものラストの紙風船にいろんな想いが、そして今回はやはり奥さんが主人公みたいに思いました。

隣の部屋にひょいと逃げ込む軽やかな演出が、後半の暗闇のなかの掛け合いの演出に変化し生かされる!ぽろっと画面中央でなく闇の黒に紛れ込む形で落ちた髪飾りを下駄で踏むが、それは想像してたよりあっさりとした…

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misq
-

話してるとこノリ軽くておもろ笑
てかなんかかわいい笑
全員小悪党なんかい!笑

とか思ってたらとんでもない着地をした
まあそんな上手いこといくわけないよな

前半はなんかわちゃわちゃしてたけど
終盤…

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 老いた侍の首つり自殺で始まる本作は、最初からどんよりとした空気に包まれている。であるにもかかわらず、終盤までそうと感じさせないのは長屋に暮らす庶民たちの活力がそれをカバーしているからだ。けれども、…

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残された作品が観れるだけでも・・・。
当時の演者もいいですね。
5.0

山中貞雄版「どん底」(ゴーリキー)、長屋のどん底感の中、それ故の陽気さ逞しさがある。

海野又十郎のずぶ濡れのまま立ち尽くす無惨さ。
又十郎の妻おたきの矜持。
その夫婦の末路の絶望と哀れさ。
髪結い…

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2.0
悲壮感漂うラストシーンが印象的。それ以外は日本語が聞き取れない。
1990
-

雨の降りしきるなかで佇む1人の浪人

風でコロコロと転がる紙風船

どうにも八方塞がりな世の中で
一方ではあっけらかんと
一方では深刻すぎるぐらいに
それぞれがそれぞれの温度差で向き合っている

死…

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4.6

シンボリックな小道具、テンポ、構図、ごちゃまぜの喜劇と悲劇、爆発的な登場人物などとても面白い。
夭折した山中貞雄監督(現在観られる3作品)と現韓国映画の鬼才ポン・ジュノ監督の作品(韓国作品のみ)は同…

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