奥崎謙三さんは一見すると奇矯な前科者だが、彼の行動原理には戦時中に犯されながら、戦後に裁かれなかった不正について断罪するという点と、遺族や無辜の人々に示す礼儀正しさ・優しさという点が感じられる。それ…
>>続きを読む明確な鑑賞年月は覚えていない。
当時映写の先輩宅に遊びに行った際
『とりあえず観てみるといいよ、凄いから』と勧められ借りてみたものの…
パッケージから感じる異様な空気におののきしばらく観ることが…
タイトルから、ずっと普通の戦争映画だと思ってた。正直言って、彼の言動にはツッコミどころが多すぎるし、到底私の理解の及ばない価値観ばかりだった。遺族の方が同行をやめたのも納得がいく。
ただ、正しいかど…
表現って加虐性があるのだということを執拗に見せつけてくる。訪問先に対しても、奥崎氏本人にも、観るものに対しても。原監督は奥崎氏に徹底的に荷担し(悪く言えば利用し)、戦争時のショッキングな悲劇を伝える…
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