ベルイマン監督の中でもかなり難解な作品。『鏡の中にある如く』『冬の光』に続く神の沈黙三部作の三作目と言われているけど、前2作とは話自体は全然関係ないのでどこから見ても問題なし。
海外旅行中の理性的…
ここまで見たベルイマン作品の中でいちばん分からない、悔しい
部屋の中は重苦しい空気に満ちていて部屋の外に出たら言いようがなく不気味で、90分が息苦しくてとても長く感じた
正直得体の知れないあまり怖か…
めっちゃベルイマンって感じ。見すぎてこういう感情に少し慣れてきたような。部屋を分けてたり、真逆の人物配置で話のフォーカスをずらしたり、本当にいい仕事をすると思う。わりと冒頭の電車のシーンが好きで、ラ…
>>続きを読む言葉の通じない架空の都市を舞台にした形而上学的な物語。
主な登場人物は翻訳家で理知的な姉、奔放で多情な妹、好奇心旺盛な息子の三人。それぞれは大雑把にプラトン的な「知性」「欲望」「意志」を代表している…
本作は「神の不在」を描く。「沈黙せる神」ではない、「神の不在」、すなわち「存在しない神」である。所謂「護教映画」なるものが描く「生の根元的無意義性」は聖なる天蓋を希求せんがための「通過的無」(非本来…
>>続きを読む